日田

日田は、江戸時代、幕府直轄の天領地として、日田代官所が置かれた城下町でした。日田の中でも、ご用達商人がたくさん集まっていたのが豆田町です。江戸の町割りがよく残り、古い町屋や長屋、裕福な豪商の蔵屋敷などが立ち並んでいます。

<豆田町>

豆田町の中心部は、ガス灯が設置されて、景観を意識した美しい街並みが保存されています。西側の御幸通り、東側の上町通りという、南北に走る2本の通りと、それぞれをつなぐ細い路地から成る古い街並みです。 

クンチョウ酒造

クンチョウ酒造は、重要伝統的建築物群保存地区に指定されている豆田の一角に酒蔵を構え、昔ながらの酒造りを続ける蔵元です。一番古い蔵は1702年の建造とされ、建築当時の姿を今に伝えます。
    
 
酒蔵見学も行っています。 
   
酒造りの工程や、酒造りの様子を紹介するお酒の学習室があり、酒造りの歴史や文化を学ぶことができます。
    
 
1826年に建てられた酒蔵の2階を「酒蔵資料館」として開放しています。 
   
  1702年建造の北蔵 

豆田上町通り

    
 
伯亭若の屋です。創業150年で、川端康成など多くの文人が訪れた天領日田の老舗旅館です。 
   
 
豆田上町通りの街並みです。  天領まちの駅です。 
    
 
岩尾薬舗 日本丸館  
岩尾薬舗日本丸館は、1855年に創業された薬局です。名称のうち「日本丸」は、1887年に発売した薬の名前です。建物は、江戸時代に平屋建ての形で建設されましたが、その後2階建て、3階建てとして増改築されました。各所で当時の道具や家具、昔の「日本丸」の包装などを展示する資料館になっています。1階では今でも漢方薬などを販売しています。 
    
 
長福寺です。 
   
廣瀬淡窓旧宅南家 
 
築約300年の御菓子司京橘 レトロなカフェ「MUGIYA CAFE」 
豆田御幸通り
   
 
黄土色の土壁が特徴的です。細長い一棟の建物を仕切って幾つかのお店が入っていました。  
   
 
   
豆田まちづくり歴史交流館(旧古賀医院) 草野薬局  天領日田資料館 
   
 
天領ひな御殿  
    
 

<日田温泉>

九州の大河、筑後川の本流で日田市を流れる三隈川沿いに日田温泉街があります。旅館の数が10軒にも満たない小規模な温泉街ですが、ほとんどの旅館が川に面し、しかも目前は鵜飼舟の出航場所になっています。

夜の三隈川
    
 
三隈川の屋形船です。  屋形船が連なった風景(ポスターより) 
三隈川は、日本三大鵜飼の一つです。日田で鵜飼いが行われるようになったのは、およそ400年前の安土桃山時代です。豊臣秀吉の家臣であった日田の代官・宮木長次郎が、1594年に長良川から4人の鵜匠を日田に招いたのが始まりだと伝えられています。日田の鵜飼いシーズンは5月20日から10月31日までです。
   
 
三隈川の夜景を見ながら足湯に入ることができました。  

朝の三隈川
    
 
朝、ホテルの部屋の窓から三隈川を眺めると、川面に淡い霧が立ち込めて幻想的な風景でした。 
日が昇り始めると、徐々に霧が晴れていきました。 
   
 
   
足湯に入りながら、水墨画を見るような朝霧の風景を見ることができました。

宿泊した日田温泉のホテル「亀山亭」
   
   
ツインルームと和室が広々とした特別室 
(2020.11.8~9撮影)
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