宇治2005
宇治は,千年の時を超えて滔々と流れる宇治川を中心とした美しい景観と,世界遺産の「宇治上神社」「平等院」をはじめとする豊かな歴史・文化資源に恵まれています。
朝霧橋と宇治十帖モニュメント | 宇治橋 |
宇治は、『源氏物語』の「宇治十帖」の舞台であり、平安時代初期から貴族の別荘が営まれていました。 |
あじろぎの道 | 橘 橋 |
あじろぎの道は、宇治川の流れを見ながらそぞろ歩きのできる「源氏物語散策の道」です。 |
橘島と塔の島を合わせて「中の島」ということもあります。塔の島にある「十三重の塔」は高さ15.2mのわが国最大の古石塔です。 |
平等院 |
興聖寺 | 宇治神社 |
稲房安兼…茶団子がおいしい店です。 | 平等院表参道にはお茶に関するおみやげがずらり |
(2005.8.12撮影)
宇治2007
<平等院>
宇治は、平安時代後期から代々貴族の別荘の地でした。9世紀末、光源氏のモデル左大臣で嵯峨源氏の源融の別荘に始まり、その後は宇治天皇、源重信の手に渡り、10世紀末には、この地は当時摂政だった藤原道長の別荘「宇治殿(うじどの)」となっていました。しかし、道長は1027年に没したため、当時関白だった藤原頼通は1052年に宇治殿 を寺院とし、翌年本尊を阿弥陀如来坐像とした阿弥陀堂を建立しました。これが平等院の始まりとなっています。 |
10円硬貨で有名な平等院鳳凰堂は、1053年に阿弥陀堂として建てられました。極楽浄土をイメージしたものです。 鳳凰堂を正面から見ると鳥が翼を広げたように見えること、さらに屋根の上に鳳凰が添えられていることにより、後に鳳凰堂と呼ばれるようになりました。 |
鳳凰堂と阿字池 | 阿弥陀如来像の顔 | 梵鐘 |
阿字池対岸から中堂正面の格子戸越しに阿弥陀如来坐像が拝観できます。平等院の梵鐘は形が美しいことから、神護寺、三井寺の梵鐘と共に日本三名鐘の1つとされています。 |
(2014.12.31撮影)
宇治2019
<平等院>
平等院は、2014年に平成の大修理が完了し、赤く鮮やかな鳳凰堂に蘇りました。屋根の鳳凰も金色に輝いています。 |
興聖寺は仏徳山と号する曹洞宗の名刹で道元禅師を開祖としています。本堂は伏見城の遺構と伝えられています。 |
参道は、脇を流れる谷川のせせらぎが琴の音に似ていることから琴坂とよばれています。 |
明治時代までは、隣接の宇治神社と二社一体で「離宮上社」と呼ばれていました。本殿は、平安時代後期に建てられた現存するわが国最古の神社建築です。 |
宇治神社は主祭神の莵道稚郎子命が聡明であったため、学問の神様と崇められています。道に迷った莵道稚郎子命をうさぎが助けたことから、宇治神社ではうさぎを神の使いとしています。 |
桐原水 |
大吉山展望台は仏徳山の中腹にある休憩所として設置されていて、宇治川、中の島、平等院をはじめ、麓の宇治の街並みを一望することが出来ます。気軽に散策できるハイキングコースとしても人気です。 |
大吉山展望台からの眺望 | 大吉山(仏徳山)山頂 |