天龍寺

  天龍寺は、1339年に、足利尊氏が後醍醐天皇を供養するために建立した寺院です。天龍寺は臨済宗天龍寺派の大本山であり、京都五山(天龍寺・相国寺・建仁寺・東福寺・万寿寺)の第1位に列せられていました。 

<紅葉の天龍寺2005>

大方丈は天龍寺最大の建物で、正面と背面に幅広い広縁をもち、ここから眺める庭園の景観が素晴らしいです。天龍寺大方丈は1864年の禁門の変によって焼失し、1899年に再建されました。 
 
 
嵐山、亀山などを巧みに取り入れた借景式庭園の曹源池庭園です。
   
 
  庫裡 
裏は七堂伽藍の一つで台所兼寺務所の機能をもっています。方丈や客殿と棟続きで、切妻造の屋根下の大きな三角形の壁を正面に見せています。白壁を縦横に区切ったり、曲線の梁を用いたりして装飾性を出した建物で、天龍寺景観の象徴ともなっています。 
 
 
曹源池庭園は、日本初の作庭家ともいわれる夢窓疎石が初代住職であり、庭園を語る上で外せない名園です。借景となる亀山は、後嵯峨天皇や亀山天皇が亡くなられたあとに火葬された聖地でもあります。曹源池の由来は、夢窓疎石が池の整備時に「曹源一滴」と記された石碑が見つかったことから名付けられました。 天龍寺の庭園の魅力は、日本庭園最高峰の滝石組にあります。
(2005.11.21撮影)
<紅葉の天龍寺2008>
色づいた木々が曹源池に映り込みとてもきれいでした。
  
 
  
紅葉と竹林のコラボレーションも素敵でした。 
 

(2008.11.23撮影)

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