渉成園
渉成園は真宗本廟東本願寺の飛地境内地(別邸)です。東本願寺の十三代宣如上人が、三代将軍徳川家光から土地の寄進を受け、1653年に宣如上人が退隠した際、隠居所として整備し始めたのが、渉成園の始まりです。
| 渉成園という名前は中国の詩人 陶淵明の「帰去来辞」の一節に由来しています。もともとこの地には「からたち」が植えられていたことから「枳殻邸(きこくてい)」とも呼ばれています。 |
| 印月池 |
| 印月池は渉成園の東南にあり、いわゆる「池泉回遊式庭園」である渉成園の中心となる広い園池です。東山から上る月影を水面に映して美しいことから、この名が付けられました。 |
| 左が漱枕居 |
| 漱枕居は印月池の西南に位置し、水上にのりだすように建てられています。「漱枕居」の名は、旅路にあることを意味する漱流枕石の語からとられています。 |
| 侵雪橋 |
| 侵雪橋印月池の西北岸から縮遠亭のある島へ渡る木造の反橋です。 |
| 大玄関 | 源融ゆかりの塔 |
| 閬風亭 |
| 閬風亭は殿舎の南端の大広間です。軒を深くさし出し、規模の大きな建物ながら、穏やかな姿を見せています。室内からは、前庭を隔てて東山の阿弥陀ケ峰を借景とした園池の雄大な風景が満喫できます。「閬風」とは、中国・崑崙山脈の頂部にあるといわれる山の名前で、仙人が住むとされており、賓客をお迎えする大書院にふさわしい名前がつけられています。 |
| 傍花閣 | 蘆菴 |
| 傍花閣は園林堂(持仏堂)の東方、山門にあたる位置に建てられています。庭園内には珍しい楼門作りで、左右側面に山廊と呼ばれる階段の入口があり、階上には四畳半の部屋を設けています。奔放で軽快な構成と穏やかな数奇屋造の手法を兼ね備えた、園内でも特に個性的な建築です。 |
| 蘆菴は二階建の茶室です。階下は七畳で、西側に床をかまえ、二方に縁がついています。 |
| 左が臨池亭、右が滴翠軒 |
| 臨池亭は奥にある滴翠軒と吹放しの廊下でつながり、池に臨んで建てられていることからその名前が付けられています。 滴翠軒は、その池に落ちる小滝(滴翠)から名づけられました。緩やかな屋根が深く軒を差し出し、縁側が池中に張り出しているのが特徴です。 |
| 回棹廊 |
| 回棹廊は北大島と丹楓渓を結ぶ木橋で、柿葺の屋根をもつ橋となっています。 |