質志鍾乳洞

  質志鐘乳洞は、京都府唯一の鍾乳洞で、昭和2年(1927)に発見されました。総延長52.5メートル、高低差25.1メートルの竪穴洞窟です。洞内は4つの部分からなっており、高低差が大きく、洞窟が曲がりくねっていて、もっとも広いところで幅4m、高さ8mほどです。洞内は年中12℃から15℃程度で、盛夏時には天然のクールスポットとして多くの人が訪れます。 
 
 
キャンプサイトの山を登って行くと中腹に入口がありました。入口に案内図がありました。
 
入口から中をのぞくと、いきなり急な階段があり、洞窟の中に突入していきます。第1洞です。中は暗く急なはしご階段なので、後ろ向きに降りないと怖い感じでした。外は酷暑でしたが、たった2,3歩階段を降りただけでいきなり冷やっとして、手すりも冷たく驚きました。
涼を求めてここに来たのですが、本当に涼しく、寒いくらいでした。地下というのはこんなに涼しいのかと感心しました。洞内は年中12℃から15℃程度だそうです。 
 
階段を降りていくと、広いスペースがあり、地蔵岩や黄金柱がありました。第2洞です。ほっと一息つくことができました。
今度は垂直のはしご階段が現れました。垂直に下りていくようです。第3洞に入ります。鉄格子に囲まれた狭いはしご階段を下りていきます。はしごが濡れていて足がすべりそうなので、手でしっかり左右のパイプを握らなければなりません。でも手すりのパイプがとても冷たく、濡れていて握るのが辛くて困りました。
洞窟探検のムードが満点です。スリルも満点。冷気もしっかりあって、真夏にはおすすめの場所です。 
下をみると、怖くてたまらないので見ない方がいいです。落ちたら前の人の頭上に突撃です。
 
「急な階段なので後ろ向きに下りてください」と注意喚起の案内板がありましたが、注意書きがなくても後ろ向きでしか下りることはできません。恐る恐るゆっくり下りるしかありません。混んでいれば渋滞して困るのではないかと思いました。 
終着点が見えました。コインが投げ込まれていました。これから先の第4洞はは危険なので立ち入り禁止になっていました。 
鍾乳洞の周りは質志鍾乳洞公園としてキャンプやハイキングなどが楽しめる場所です。洞窟探検とアウトドアが楽しめる公園になっています。 

(2023.8.5撮影)

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