京都清宗根付館

  京都 清宗根付館(せいしゅうねつけかん)は、京都に唯一残る美しい武家屋敷を利用した美術館です。4500点を超える根付コレクションの中から、現代根付を中心に約400点が展示されています。 
清宗根付館の建物「旧神先家住宅」は、江戸後期1820年に建てられた武家屋敷です。屋敷を建てた神先家は、元は足利家に仕える武士でしたが、後に京都・壬生に移り住んでその後代々郷士となりました。 
玄関
京都 清宗根付館の建物は、京都市指定有形文化財に登録された、市内に現存する希少な式台玄関を持つ武家屋敷風上層民家です。京都 清宗根付館が位置するのは、中世、京の都の西端とされた「壬生」です。この地は、江戸時代、武士でありながら帰農した壬生郷士たちが暮らしたことで知られています。清宗根付館も、壬生郷士・神先家の住宅として1820年に建てられました。当時の武家屋敷風上層民家の風格と佇まいを伝えつつ、内装に作庭、照明に至るまで、現代の京の匠の技を活かして改修されました。
 
 
現在では洛中に残る唯一の武家屋敷であるこの建物は、式台を構えた住宅や主室の次の間からなる書院造りなど、上流民家としての特徴を今に伝えており、現在は京都市の有形文化財に指定されています。歴史ある建物空間で、優れた作品を創作した黄金期の雰囲気を味わいながら、作品を鑑賞することができます。  
清宗根付館は日本で唯一の根付専門美術館です。根付は江戸時代に印籠や煙草入れ、巾着などの「提げ物」を携帯する留め具として生まれ、次第に美意識と工芸技術が結集し、日本独自の文化に発展しました。現代でも新しい趣向を加えて継承されています。清宗根付館では、「日本の良き伝統芸術を、日本人の手によって、日本に保管したい」と、6,000点以上の根付コレクションから、現代根付を中心に毎回約400点を常設展と月毎の企画展で公開しています。 
 
 
根付は、世界中で「Netsuke」と呼ばれる日本固有の小芸術品です。モチーフは、人物・動植物・器物、故事に習俗、そして能や歌舞伎といった芸能、さらには空想上の霊獣・妖怪など多種多様です。根付の丸みを持たせた独特の「カタチ」に宿る、遊び心、洒落心、謎かけ、物語性…、根付の楽しみ方は、根付の数だけあると言えます。 
清宗根付館は京都市の有形指定文化財です。京都市内に現存する数少ない武家屋敷と京町屋の特性を併せ持つ郷士(上層農民)の邸宅旧神崎家住宅に、現代根付が展示されています。 
 
 
 京都 清宗根付館は根付に関する専門美術館です。根付は1階と2階に展示されていています。6000点を超える収蔵品の中から、毎月一つのテーマで根付の新しい魅力を発信する企画展を開催されています。また常設展は毎月少しずつ根付を入れ替えて展覧しています。


(2025,11,3撮影)

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