京都迎賓館

  京都迎賓館は日本の歴史、文化を象徴する都市京都で、海外からの賓客を心をこめて迎え、日本への理解と友好を深める施設として平成17年に建設されました。建物や調度品には、数寄屋大工、左官、作庭、截金、西陣織など、数多くの京都を代表する伝統技能が用いられています。外国からの賓客の接遇に支障のない範囲で一般公開されています。 

<正面玄関>

京都迎賓館は歴史的景観や周辺の自然環境との調和を図るため、日本の伝統的な住居である入母屋屋根と数寄屋造りの外観とし、品格のある和風の佇まいを創出しています。正面玄関の扉には、樹齢700年の福井県産の欅の一枚板を使用しています。 
京都迎賓館正面玄関 

<聚楽の間>

晩餐会や大臣会合などが行われる際に、招待されたゲストの控室、随行員の待合とするなど多目的に利用されています。「聚」は、寄り集まるといった意味があり、心が安らかで楽しいことが集まる場所という意味をこめて、この部屋を「聚楽の間」と呼んでいます。 
 
 
安楽椅子  竹工芸の花籃 
鉄や釘を一切使わない伝統的技法である京指物を用いた安楽椅子が並んでいます。鮮やかな赤色の「西陣織」の布地を用いて、華やかさを演出しています。竹工芸の花籃は人間国宝の故五世早川尚古齋の作品です。 

<夕映の間>

夕映の間は、大臣会合や、立礼式の呈茶など多目的に利用できる会議室です。壁面装飾を施した可動式の壁面で三分割することができ、国際会議にも使用できます。東西の壁面を装飾する「比叡月映」、「愛宕夕照」という二つの織物作品の一文字ずつをとって、この部屋を「夕映の間」と呼んでいます。
 
 
比叡月映  2008年G8京都外相会合 
 
愛宕夕照   
夕映の間から見た庭園 

<藤の間>
京都迎賓館で最も大きな部屋で、洋食の晩餐会や歓迎式典の会場として使用されています。「櫛の歯」の形にテーブルを並べた宮中晩餐方式のレイアウトで約60名、円卓を使うと約120名までの会食が可能です。 
 
 
  織り込まれた39種類の花 
正面の壁面には、藤を始めとする39種類の四季の花々を描いた綴れ織「麗花」が施されています。 
 
 
  シンガポール大統領一行雅楽鑑賞 
<桐の間>
桐の間は、最大24名までの会食が可能な56畳の和食を提供する「和の晩餐室」です。
座卓は長さ約12メートルの等厚合板を下地に呂色漆を施してあります。正座に慣れない海外の賓客にも利用しやすい掘炬燵形式となっていて、京料理でもてなしをします。
 
ウガンダ共和国代表来日 
 
   船底天井の廊橋
<庭園>
京都迎賓館の庭園は、御苑の緑を借景とし、広大な池を中心に、様々に表情を変えつつ、まわりの建物に融け合うように配置されています。古くから日本人の住まいに貫かれた伝統「庭屋一如」の思想です。 
水田をイメージして、1年中緑色をしている「ネビキグサ」が植えられています。
様々な木々や花々が植え込まれていて、四季折々の色が楽しめるようになっています。 
 
偶然、池にカワセミがいました。   
 
 
和舟  ブータン国王夫妻 
海外からの賓客に、和舟に乗って日本の文化「舟遊び」を楽しんでいただけるようになっています。池の浅さを考慮して、底が平らになっています。 


(2024.3.5撮影)
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