宝厳院
宝厳院は,大本山天龍寺境内にある塔頭寺院のひとつです。「獅子吼(ししく)の庭」は、江戸時代の「都林泉名勝図絵」に紹介された、洛西の名園中の名園です。紅葉のライトアップの名所になっています。
<紅葉ライトアップ>
庭園ともみじがライトで照らされてとても美しく、幻想的です。 |
宝厳院は,1461年,室町幕府の管領であった細川頼之が創建した寺です。 獅子吼の庭と呼ばれる庭園は,天龍寺開山夢窓国師の法孫である策彦禅師の作とされ、嵐山を巧みに取り入れた回遊式枯山水庭園です。
三尊石 | ||
須弥山を現す築山、その前には人生を思わせる「苦海」(空池)が広がり対岸には「雲上三尊石」が有り海の中には、「此岸」より「彼岸」に渡る舟石、仏の元に渡る獣石が配置されています。 |
庭園内は小川が流れ苔のじゅうたんが美しさを演出しています。大堰川に似せて流されています。 |
破岩の松です。岩をも通す松として一念の大切さを教えています。 |
豊丸垣(宝厳院垣) と呼ばれる竹の枝を重ねた垣が印象的でした。 |
門前には「五百羅漢」が祀られています。 |
獅子岩…獅子に顔が似ています。 | 碧石 |
<紅葉の宝厳院2005>
宝厳院は紅葉の名所である嵐山を借景にした借景回遊式山水庭園・獅子吼の庭・玄関門などにイロハモミジ・ヤマモミジなどが植えられ、紅葉と岩や苔などの獅子吼の庭との光景がとてもきれいでした。 |
羅漢の像が並んでいました。 |