東本願寺

  東本願寺(正式名称:真宗本廟)は、浄土真宗大谷派の本山であり、親鸞聖人の教えを今に伝える重要な拠点です。 親鸞聖人の死後、その墓所を守る役割を担った直系の子孫(教如上人など)によって本願寺の教団が形成されました。しかし、時代の流れの中で政治的・宗教的な対立が生まれ、後に西本願寺(本願寺派)と東本願寺(大谷派)に分かれることになります。東本願寺は1602年、徳川家康の援助を受けた教如上人によって建立されました。これは、当時の本願寺が巨大な宗教勢力となっていたため、幕府がその影響力を分散させようとした政治的意図も含まれています。現在の東本願寺は、幾度の火災と再建を経て、1879年に再建された御影堂などを中心に広大な敷地を構えています。日本有数の木造築物を有し、多くの参拝者が訪れる聖地となっています。 
御影堂門 
御影堂門は正面21m、側面13m、高さ27mで、木造建築の山門としては世界最大級であり、木造建築の二重門としては、日本一の高さと言われています。重層造りで、楼上には東本願寺の正式名称である「真宗本廟」の額が掲げられ、浄土真宗の根本聖典『仏説無量寿経』が説かれた場面を表す、釈迦如来・弥勒菩薩・阿難尊者の三尊像が安置されています。 
御影堂 
御影堂は浄土真宗の宗祖・親鸞聖人の像(御真影)が安置されているお堂です。正面76m、側面58m、高さ38mの規模をもつ世界最大級の木造建築物で、内陣・外陣に敷かれた畳をあわせると927畳にも及びます。
 
阿弥陀堂 
御影堂の南側に建ち、御本尊・阿弥陀如来を安置するお堂です。正面52m、側面47m、高さ29mの規模をもち、阿弥陀堂の内陣は、『仏説阿弥陀経』の世界が表現され、天井から柱にいたるまで金色で荘厳されています。「阿弥陀堂」と「御影堂(ごえいどう)」が横並びになっています。浄土真宗では阿弥陀如来が本尊にななるてめ、阿弥陀堂が本堂になっています。
阿弥陀堂門 
阿弥陀堂門 御影堂門の南側に建つ、切妻造・唐破風付の四脚門形式の門です。江戸時代には「唐門」と呼ばれていました。
 
  鐘楼 
阿弥陀堂内部
高廊下 
御影堂から高廊下を歩いてギャラリーなどの施設に行くことができます。 
堀 
東本願寺の外周は堀で囲まれています。大きな鯉が泳いでいます。明治時代に「本願寺水道」と呼ばれる防火用水が疏水から引かれました。 
お東さん広場 
お東さん広場は、京都駅主周辺の活性化に取り組む京都市と、地域に開かれた門前を目指す東本願寺の思いが一致し、京都市道と東本願寺所有の緑地を一体的な緑の空間として活用できるよう整備された、京都市初の「市民緑地」です。
お東さん広場 
では、 「賑わい・憩いの空間」として、一般利用のほか、マルシェやものづくり市など、様々なイベントが開催されます。  

(2026.3.1撮影)

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