非公開文化財特別公開

金閣寺方丈

冬の非公開文化財特別公開において，方丈襖絵 （ 狩野派筆水墨画 ），方丈庭園，陸舟（ りくしゅう ）の松 （ 義満お手植え），曾我蕭白筆屏風など 寺宝特別展を観ることができました。

方丈北側の庭園の義満お手植えとされる「陸舟の松」	狩野外記の水墨画が描かれている襖絵。 中でもご本尊のある室中の間の「仙人高士図」は有名。

方丈の庭園		方丈の玄関
方丈から見た金閣寺		後水尾天皇のお手植えと言われる「侘助け椿」

竜安寺（仏殿・西の庭）

竜安寺は，臨済宗妙心寺派の古刹で、1450年に応仁の乱の東軍の大将である細川勝元が徳大寺家の別荘を譲り受けて寺地とし、妙心寺の義天玄承を開山として創建したものである。禅の心を表す石庭として大変有名な寺である。

竜安寺石庭…白砂の上に15個の石が東から西へ7･5･3個という石組みで配置されている。簡潔な感じの枯山水は、人によっては、海の景色を写しだそうとしたとも、虎の親子が大河を渡っている様子を表現しているとも解釈されており，俗名を「虎の子渡しの庭」とも言われている。		細川勝元の木像
総檜造りの仏殿と西の庭	鏡容池

天竜寺塔頭弘源寺

弘源寺は，１４２９年，室町幕府の管領であった細川右京太夫持之が創建し、持之の院号をもって弘源寺の寺号とした。

天竜寺…後醍醐天皇の霊を慰めるために足利尊氏が創建し た寺であり，臨済宗天竜寺派の大本山	天竜寺選仏場（法堂）	弘源寺山門
本堂の中の柱に残る刀傷は，蛤御門の変（１８６４）に際し，天龍寺に陣を構えた長州藩の軍勢が，試し切りをしたもの	嵐山を借景にした枯山水庭園である「虎嘯（こしょう）の庭」
本堂玄関		毘沙門堂内の毘沙門天像

天竜寺塔頭宝厳院

宝厳院は，１４６１年，室町幕府の管領であった細川頼之が創建したてらである。 獅子吼の庭と呼ばれる庭園は，天龍寺開山夢窓国師の法孫である策彦禅師の作とされ、嵐山を巧みに取り入れた回遊式枯山水庭園である。

須弥山を現す築山、その前には人生を思わせる「苦海」（空池）が広がり対岸には「雲上三尊石」が有り海の中には、「此岸」より「彼岸」に渡る舟石、仏の元に渡る獣石が配置されている	庭園内は小川が流れ苔のじゅうたんが美しさを演出している
	「獅子岩」
門前には「五百羅漢」が祀られている		破岩の松

（２００５，１，２９撮影）