大蓮寺

大蓮寺は1600年創建の、浄土宗の寺院です。深誉上人が伏見の町で、荒れたお堂の中で輝く阿弥陀如来像を見つけ、安置するために建立した寺院が大蓮寺です。大蓮寺は、古くから安産の寺として信仰され、蓮の寺としても知られています。
本堂前には蓮の鉢が並べられ、約40種の蓮が6月下旬から8月中旬にかけて花を咲かせます。京都の蓮の名所の一つになっています。
 
名前の通り大きな蓮の花が咲くことでも有名です。白・赤・黄色など色とりどりの約40種類の蓮が咲き乱れます。 
   
 
大蓮寺には、明治の廃仏毀釈で八坂神社となった祇園社の仏像や仏具が移されました。
 
 
 
1650年に後光明天皇が安産祈願の勅命を下し、皇女が無事に産まれたことから、安産の寺として信仰を集めるようになりました。 
 
 
大蓮寺は、走り坊さんの寺ども言われています。明治から大正初期にかけて、交通が発達していなかった時代に、京都中を走って阿弥陀如来のお札を届けて回った大蓮寺のお坊さんがいました。1日に走った距離は15里(約59km)にも及んだそうで、走り坊さんの呼び名で親しまれていたそうです。私財は全て貧しい人々に分け与えていたため、今一休とも呼ばれ、葬儀の折には弔問の行列が途切れることがなかったそう。大蓮寺では、走り坊さんを描いた御朱印帳やお守りが授与されています。いつまでも元気に歩きたい人や、マラソン愛好家に人気です。

大蓮寺の周辺にはたくさんの寺がありました。

要法寺

要法寺は1308年に日蓮本宗の祖・日が京都山城に法華堂を建立したのが起源と言われています。 要法寺は日蓮本宗の本山です。
    
 
西門は伏見桃山城の遺構と言われています。   
左が開山堂、右が本堂 
    
 
左が庫裡玄関棟、右が鐘楼  本堂 


專稱寺
    
 

頂妙寺
頂妙寺は、日蓮宗の京都16本山の一つで、塔頭が八院あります。細川勝益から寺地の寄進を受けた日祝上人によって1473年に創建されました。  
    
仁王門 
 
山門   
    
 
本堂と日蓮上人像   

檀王法林寺
檀王法林寺(だんのうほうりんじ)は、浄土宗の寺院で、正式な山号院号寺名は 朝陽山 栴檀王院 無上法林寺 ですが、人徳厚かった第2世住持の團王良仙を人々が親しみを込めて「だんのうさん」と呼んだ事から、檀王法林寺として定着しました。
    
三条門 
 
川端門(赤門)  本堂 
    
 
二層楼門には四天王像が祀られています。  

 
宿泊したホテルウィングインターナショナルプレミアム京都三条と部屋からの眺めです。ホテルの周りには多数の寺院がありました。 

(2021.7.10撮影)
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