太郎坊宮(阿賀神社)

 太郎坊宮が創始されたのは、約1400年前と言い伝えられています。聖徳太子が箕作山に瓦屋寺を建立した時、霊験が顕著であることを聞き、国家の安泰と万人の幸福を祈念したと云われています。
 太郎坊宮のある、この山は赤神山(標高350m)といい、太郎坊山とも呼ばれています。山には古くから天狗が住むとされ、太郎坊山という名も、その天狗の名である太郎坊天狗からつけられたものです。また太郎坊宮の正式名称は阿賀神社といいますが、神社のご祭神を守護するのが太郎坊天狗であることから、太郎坊宮と呼ばれています。
 
名神高速道路八日市インターを出て,近江八幡へ行く途中に,巨岩のある山にお寺が見えたので,訪れてみました。湖東平野に突き出した、三角形の不思議な山、赤神山の巨岩むき出しのその姿は、いかにも神体山です。この山の中腹にある神社は、訪れてみると太郎坊宮(阿賀神社)でした。
   
殿の参拝は、ふもとから742段を数える石段を上っていきます。山の中腹にある太郎坊宮は、まさに天空の宮と呼ぶにふさわしい景観です。 
 
立派な参集殿が見えました。 
 
夫婦岩という巨岩の間を通り抜けると本堂があります。夫婦岩は、神の鎮まる山を象徴する高さ数十mの巨大な岩で、神様が真っ二つに押し開いたと伝わります。左が女岩で右が男岩とされ、長さは約12mあります。
 
 
この付近は火山活動によってできた地形で、夫婦岩の割れ目は、節理が伸展したものだと考えられています。  
    
裏参道には、各所に七福神と福助がありました。
 
 
  東近江の展望が開けました。 
 
途中に願かけ殿や岩で刻んだ七福神があります。見上げると絶壁に本殿が見えました。

(2009.3.20撮影)


太郎坊宮2016正月
2016年の正月に初詣に太郎坊宮へ行きました。 
 
 
ふもとから山の中腹にある太郎坊宮まで、742段の石段を登っていきます。正月なので多くの参拝客が訪れていました。 
 
成願寺 
太郎坊最上部の本殿へ初詣の列  展望台から近江の風景を眺めました。 
(2016.1.2撮影)
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