大池寺

  大池寺(だいちじ)は、近江鉄道水口駅の北西約1.2kmにある臨済宗妙心寺派の寺院です。寺伝では、奈良時代末期にこの地を訪れた行基が、現在も寺の周囲にある4つの大きな溜め池「心字(しんじ)の池」を造り、そのほぼ中央に本堂を立てたのが寺の始まりとされています。寺名もこのことに由来しています。 
大池寺書院の蓬莱庭園です。サツキの大刈込み鑑賞式枯山水庭園で、江戸時代に水口城を築城した小堀遠州が作庭したと伝えられています。 
書院の正面にある2段大刈込みは、海の大波小波を表し、真っ白い砂の上に宝船を浮かべた姿を表現しています。その中に、様々な刈込みを用いて七福神が乗っているように象徴している様子は、実に見事です。
 
 
行基の作と伝えられる釈迦如来像 
 
 
 
 
海の大波小波を表しているという正面の2段大刈込みが見事です。   
 
 
 
 
 
 
春はサツキの花が咲き乱れます。(ポスターより)
 
 
境内には本堂のほか、書院・茶室・庫裏などが建っています。 
(2019.11.22撮影)
HOME