百済寺

  百済寺(ひゃくさいじ)は、湖東三山の中で最も古く,建立時は「くだらじ」と呼ばれていました。飛鳥時代,聖徳太子の発願により,百済国の梵閣龍雲寺を模して造られ,暦を日本に伝えた観勒もこの寺にいたと伝えられています。百済寺の紅葉風景は,「日本紅葉百選」と「近畿五大紅葉名所」の選ばれました。
  
庭園の高台部からは湖東平野、琵琶湖の水面、そしてを比叡山のぞむことができ、「天下遠望の名園」と名付けられました。 
   
本堂に行くためには、石段を登っていきます。
  
   
山からの自然の水を活かした滝石組やモミジ林の間の水の流れ、山の斜面に配された巨石・サツキの刈込・マツなど360度見ごたえある庭園です。
  
庭園は立派な池泉廻遊式でたくさんの鯉が泳ぎ、見応えがあります。
 
紅葉に囲まれた池泉廻遊式庭園の巨石を踏んで渡っていきます。 
  
百済寺は、戦国時代には焼失と再興を繰り返し、城塞化され百済寺城でした。その石垣の一部が残っています。

(2009.11.21撮影)
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