結城神社

  結城神社は「建武新政」の樹立に貢献し、津市で最期を遂げた南北朝時代の非運の将、結城宗広公を祀っています。境内神苑には、「しだれ梅」約300本のほか10種類80本の梅の木が植えられ梅の名所になっています。
結城神社は、地元では古くから結城の森と伝えられ、結城塚や結城明神と呼ばれ、人々から崇められてきた場所です。 
    
 
  拝殿 
 例年、早咲きが1月下旬より花をつけ2月中旬ごろから満開となり、3月中旬まで楽しむことができます。例年梅の開花に合わせて「しだれ梅まつり」が開催されます。
結城神社の梅の380本の中で、300本を占めるのがしだれ梅で、様々な種類が植えられ、白色~ピンク~赤色の色彩のグラデーションが圧巻です。  
    
 
結城神社の歴史的建造物や鳥居と梅とのコラボレーションもまた、多くの人々を魅了します。 
    
 
境内の梅のトンネルを抜けると、地面につくほどの艶やかなしだれ梅が一面に咲き誇り、情緒ある景色です。  
左が本殿です。 
    
 
結城神社は、全国でも有数のしだれ梅の名所として知られています。 
    
 
滝のように流れるしだれ梅の美しい景色に見とれました。 
    
 
  祭神結城宗広の墳墓 
結城宗広は、後醍醐天皇の鎌倉幕府倒幕に参加し、「建武新政」の樹立に貢献し、その後足利尊氏率いる足利軍に攻められ都落ちした後醍醐天皇を追って吉野へと逃げました。南朝勢力の再起を掛けて奥州へと向かう途中に海上で遭難した上、立ち往生した地で病死しました。 
    
 
  結城医王大明神の社 
    
 
境内には高さ1m40cmの「日本一の狛犬」(北村西望作)があります。彫刻家である北村西望氏は長崎の「平和祈念像」の作者です。 
    
 

(2022.3.8撮影)
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