潮岬

  潮岬は、本州最南端となる岬で、台風情報でおなじみの岬となっています。潮岬は元々は島だったのですが、砂や礫などが堆積して砂州がが形成されて陸続きの島になっています。この一帯は吉野熊野国立公園および南紀熊野ジオパークの一角で、東側にある紀伊大島とともにこの地方を代表する観光地になっています。 

<潮岬灯台>

潮岬灯台は、高さ22.5mの灯台で、明治6年の点灯以来海上交通の要所として船を照らし続けています。
 


<潮御崎神社>

潮御崎神社は本州最南端、潮岬の突端に鎮座しています。参道の途中には花山法皇、白河天皇の御製歌の碑があったり、宮中での御酒宴に使う御綱柏を採りに来たという伝承が残っていたりと、古くから天皇家や宮中との関係も深かったようです。境内は石垣で護られています。
    
 
本殿  御綱柏という木がありました。 

<潮岬の鯨山見>

鯨山見は、潮岬の西側に位置し、四国沖から紀伊半島を東に進む鯨を見張っていたという古式捕鯨にとって最も重要な施設の山見台があった跡です。かつて、古座鯨方の拠点でした。岬の突端にあり、熊野灘を沖合まで広角に見渡せます。 
 
鯨山見からの展望はまさに絶景で、眼下に磯がひろがり、水平線がよく見渡せます。空気が澄んでいれば四国方面が見えることもあるといわれています。 
    
 
釣りをしている人がいました。   


<本州最南端>

潮岬の本州の最南端周辺は望楼の芝という約10万平方メートルの大芝生になっています。海軍の望楼(物見櫓)があったところで、目の前には太平洋が緩やかな弧を描いて広がっており、地球の丸さを実感することが出来ます。先端には「本州最南端の碑」が建っています。
最南端見晴台 
本州最南端の石碑がありました。 
「太陽の出て没るまで青岬」と山口誓子によってうたわれているように、眼前には緩やかな弧をえがいて太平洋が広がり、地球が丸いことが実感できます。  
    
潮岬観光タワー 
 
望楼の芝  南紀熊野ジオパークセンター 
潮岬観光タワーの海抜100mの展望台からは、360度見渡すことができ、本州最南端のクレ崎や太平洋、紀伊大島などが見えます。
 
潮岬の先端のクレ崎が本州最南端です。   
 
 
太平洋の壮大な景色を眺めることができました。  潮岬灯台が見えました。 

(2022.1.16撮影)
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