熊野古道中辺路コースその1

  熊野三山に至る参詣道「熊野古道」中辺路は本宮、新宮、那智の3つの聖地を直接結ぶ古道です。数ある熊野古道の中で古くから最も多くの参詣者が利用してきたルートです。中辺路コースは、石畳の美しい古道で、往時の面影を色濃く残し、九十九王子や史跡が並ぶ人気コースです。王子とは、熊野の神様の御子神が祀られているところで、参詣者の休憩所でした。
    
 
石畳の古道を歩きました。   
    
 伏拝王子
 
「伏拝(ふしおがみ)」は、熊野古道をここまで来て初めて遠くに熊野本宮大社(現在の大斎原(おおゆのはら))が見え、人々がその有難さに伏して拝んだことからこの地名が生まれました。伏拝王子社跡には石祠と和泉式部供養塔が建てられています。 
    
 
    
 吊り橋と三軒茶屋跡
 
展望が開け大斎原の大鳥居が見えました。   九鬼ヶ口関所の門
   
 
石畳の美しい道を進みました。   
    
 
祓戸王子 
祓戸王子は、祓所王子とも祓殿王子とも表記されます。本宮を目前にして旅の汚れを祓い清める潔斎所的な場所であったのだと考えられています。もうす熊野本宮大社です。

<勝浦>

 
 
ホテルの部屋からの熊野の海の眺め  宿泊したホテル「かつうら御苑」 
今回の中辺路コースの旅は、一日目は大門坂から那智大社、那智の滝に行き、勝浦で宿泊しました。二日目は、中辺路の伏拝王子や祓戸王子を通り、熊野大社を訪れ、湯峰王子に行き、湯の峰温泉に宿泊しました。三日目は、中辺路の牛馬童子、滝尻王子などを通り、乳岩と胎内くぐりを訪れ、紀伊田辺から特急「くろしお」で帰りました。 

(2000,5,5撮影)

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