熊野大花火大会2025
300年以上の伝統を誇る、熊野大花火大会の起源は、お盆の初精霊供養に簡単な花火を打ち上げ、その花火の火の粉で灯籠焼を行ったのが始まりといわれています。2025年は8月17日(日)に開催され、約1万発の花火が夜空を彩りました。約12万人が県内外から訪れ大変な混雑でしたが、鮮やかな光と豪快な共鳴音の見応えのある花火大会でした。
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「三尺玉海上自爆」は、400m沖合いに浮かべた鉄骨製のイカダに、重さ250kgの三尺玉を設置してそのまま爆発させます。 直径600mに広がる半円形は通常の打ち上げ花火とは比べ物にならないほどのスケールと迫力です。 |
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熊野大花火大会のフィナーレを飾る「鬼ヶ城大仕掛け」は、国の名勝天然記念物でもある鬼ヶ城という岩場や洞窟を利用して花火を行います。花火玉自爆音や爆風に加えて、岩場での反射音や洞窟での響鳴音も加わり大迫力を演出しています。 |
熊野大花火大会の代名詞ともいえるのが、「海上自爆」です。2隻の船が全速力で走りながら、次々と点火した花火玉を海に投げ込み、海上で花火を炸裂させるダイナミックな演出です。 |
花火玉自体の爆発音や爆風だけでなく、岩場や洞窟からの反射音や響鳴音も加わり、大迫力の演出を創り出しています。 |
空中で炸裂する花火とは異なる、水面に広がる花火の美しさや、独特の迫力ある音響効果は、まさに圧巻です。 |
熊野灘の広大な海を舞台にした、このスケールの大きな演出は、他では味わえない熊野大花火大会ならではのものです。 |
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全速力で走る船から、点火した花火をつぎつぎと投げ入れ、海上で半円形の花を咲かせます。観客の目の前で花火の火の粉が全速力で走る船を追いかけるように開く様子はスリル満点です。 |
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4隻のクルーズ船から花火を鑑賞していました。 |
吉野熊野国立公園の鬼ヶ城を背景に、熊野灘に広がる壮大な花火絵巻は、まさに圧巻です。 |
大型クルーズ船が4隻来港していました。左から飛鳥Ⅱ、ダイヤモンドプリンセス、にっぽん丸、三井オーシャンフジです。 手前に台船がスタンバイしています。 |
花火が始まる前は大勢の人がずらりと並んだ露店で食べ物や飲み物を買っていました。ずらりと並んで仮設トイレには長蛇の列でした。 |
花火大会が始まる前から大勢の人が詰めかけ、ごった返していました。 |
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JR熊野駅 | 交通規制 | 花火の台船 |
毎年多くの人が訪れるため、道路は渋滞し、そのため交通規制が厳しくなっています。マイカーでの乗り入れは難しいので、ツアーバスで行きました。JR熊野駅から近いのですが、帰りはものすごい人が熊野駅の周辺に並び、いつ電車に乗れるかわからない状態だったのでツアーバスにしてよかったと思います。でも、愛知県に帰るのに時間がかかるため、車中泊で帰り、早朝家に着きました。 |