太地町

  太地は古式捕鯨発祥の地として名高く、当地の豪族、和田家一族の忠兵衛頼元が捕鯨技術の研究を進め、1606年太地浦を基地として、大々的に突捕り法による捕鯨を始めました。その後、1675年和田頼治(のちの太地角右エ門)が網取り法を考案したことによって太地の捕鯨は飛躍的に発展しました。 
クジラのモニュメント 
ほぼ実物大のザトウクジラ親子のモニュメントが、国道42号線から太地町への入り口にありました。 
    
 

<くじらの博物館>

くじらの博物館は、鯨専門の博物館として世界一のスケールを誇ります。鯨の生態や捕鯨に関する資料などおよそ1,000点に及ぶ貴重なものが展示されています。日本の捕鯨発祥の地として昔から現代までのおよそ400年の歴史を知ることができます。
敷地内には、ショープール・自然プールという2種類のプールがあり、数種類の鯨類を飼育しています。ショーの他、さまざまなふれあいイベントも実施されています。左は世界で最も大きい動物「シロナガスクジラ」の全身骨格です。
    
 
くじらの博物館正面  屋根の上にトビがいました。 
博物館内には、鯨類骨格標本、古式捕鯨に用いられた道具、古式捕鯨を模したジオラマ、近代捕鯨の銛や大砲、キャッチャーボート模型などクジラと捕鯨のことが詳しく展示、解説されています。 
    
 
セミクジラの実物大模型とならんで、勢子一番舟が天井から吊り下げられています。鯨ヒゲも展示されていました。 
    
 
クロミンククジラの頭部模型には、実物のヒゲ板がついているのでヒゲクジラの口の中の構造がよく観察できます。 

<くじら浜公園>
くじら浜公園はくじらの博物館に続く、しっぽのモニュメントや捕鯨船などがある公園です。勝浦からの定期遊覧船も着きます。 
    
 
捕鯨船第一京丸   
2012年に陸揚げされた捕鯨船、第一京丸です。第一京丸は、北洋・南氷洋捕鯨で活躍した共同船舶株式会社の捕鯨船(全長69.15 m、総重量1150 t)です。船内、外観、エンジン、厨房の食器なども操業していた当時のまま残されています。
    
 
鯨肉の運搬及び給油を担当する母船を伴う大型捕鯨においては、このような捕鯨船のことをキャッチャーボートと呼びます 
    
しっぽのモニュメント 
クジラの尾びれのモニュメントです。深い海に潜る前に尾びれを水面に高く上げる姿が再現されています。 

<道の駅たいじ>
   
クジラの竜田揚げ定食  クジラの食品が各種売っていました。 

(2022.1.16撮影)
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