横須賀港

 横須賀港は1853年に米国ペリー艦隊が上陸して以来、海軍港として発展してきました。アメリカ海軍施設(横須賀本港)と海上自衛隊の司令部(長浦港)が置かれた港として広く知られています。

<YOKOSUKA軍港めぐり>

横須賀港で、ご当地クルーズ「YOKOSUKA軍港めぐり」に乗船しました。裏桟橋から出発し、横須賀本港、長浦港、新井掘割水路を通る一周のコースでした。
 
 護衛艦くまの
 
横須賀港を船でめぐるご当地クルーズ「YOKOSUKA軍港めぐり」は毎日運航されています。YOKOSUKA軍港めぐりは、アメリカ海軍や海上自衛隊の艦船を間近で見ることができる、日本で唯一のクルージングツアーです。  
179護衛艦まや 
出港すると、いきなりアメリカ海軍や海上自衛隊の艦船を見ることができ、大迫力です。自衛艦に1隻1隻に数字が付いていてこの艦番号を見れば、どんな艦なのか識別することができます。 
 
152護衛艦やまぎり 
 
174護衛艦きりしま、179護衛艦まや  153護衛艦ゆうぎり 
たくさんの艦船を見ながら、イージス艦の見分け方を教えていただきました。八角形の形をした白い板が付いているのがイージス艦です。イージス艦は、イージス戦闘システムを搭載した護衛艦のことです。イージスシステムとは、同時に多数の目標に対処する為に研究され開発した艦隊防空システムで、同時に捕捉・追跡可能な目標は128以上といわれ、その内の脅威度が高いと判定された10個以上の目標を同時迎撃できます。
右がアメリカ軍の誘導ミサイル駆逐艦DDG86 シュープ、左がフランス海軍情報収集艦 
普段はめったに見ることができない海上自衛隊やアメリカ海軍の基地に停泊している艦船の種類や名前や役割を案内人が解説してくれました。  
潜水艦が3隻停泊していました。潜水艦は上部しか見えないので、海面の下はかなりあるのだと思います。横須賀港には潜水艦部隊の一つである第2潜水隊群が配備されています。
潜水艦の上から自衛官が手を振ってくれました。 
 
 
483敷設艦むろと   
「むろと」は海上自衛隊唯一の敷設艦として海洋観測および水中聴音装置、そしてこれらが収集したデータを送信するケーブルを敷設するのが主任務です。 
423補給艦ときわ 
補給艦「ときわ」から潜水艦が燃料を補給していました。補給艦は、燃料や食糧や弾薬などの物資を、ほかの艦船に対して洋上で補給するための専門の船です。遠く離れた海で長い間活動するためには、補給艦は必要不可欠な存在です。 


<記念艦「三笠」>

戦艦「三笠」は、日露戦争で連合艦隊の旗艦として日本海海戦でロシアのバルチック艦隊と戦い、勝利を収めた活躍で有名です。現在は「記念艦三笠」として保存されています。
日本の「三笠」、イギリスの「ヴィクトリー」及びアメリカの「コンスティチューション」は自国の独立を守るための重要な海戦において勇敢に戦い歴史的な勝利を収めたことから世界の三大記念艦といわれています。
 
前甲板   
前甲板には30cm主砲2門、主錨などが装備されています。戦艦「三笠」は日露戦争当時、東郷連合艦隊司令長官が乗艦する連合艦隊の旗艦であり、日本海海戦において常に連合艦隊の先頭に立ち、敵艦の集中的な砲火を浴びながら戦い抜き、歴史的な大勝利に大きく貢献しました。 
   
 
第2次世界大戦後荒廃しましたが、1961年に現在の姿に復元されて保存され、艦内には、当時の貴重な資料が多数展示されています。  
 
 
操舵室  三笠神社 
操舵室内部です。艦橋には磁気羅針儀、操舵輪、速力指示器などが装備されていて、通常はここで艦の運航を指揮しました。
   
  最上艦橋 
最上艦橋は、日本海海戦において東郷平八郎連合艦隊司令長官が戦闘の指揮をとった場所です。 
 
三笠主砲弾 
 
長官公室  海軍カレー 
(2023.7.30撮影)

HOME