伊香保温泉

伊香保温泉は、榛名山二ッ岳の火山活動により温泉が湧出し、今から約1900年前の第11代垂仁天皇の時代に発見されたと伝えられています。万葉集東歌25首中、9首詠まれており、歴史の古さを物語っています。江戸時代に入り、武士や庶民の旅が盛んになると、「子宝の湯」「婦人の湯」と呼ばれ遊興保養地として隆盛し、滝沢馬琴や十返舎一九などの多くの文人墨客が訪れました。  
石段ができ、現在の温泉街が形成されたのは戦国時代です。長篠の戦いで負傷した武田兵の療養場所として武田勝頼が真田昌幸に命じ、整備されました。
 
 
石段街には365段の石段があります。所々に何段目かがわかるようになっていました。 
子持山や武尊山が見えました。 
    
ハワイ王国公使別邸   
ハワイ王国公使別邸は、アメリカ合衆国ハワイ州が独立国だった当時の駐日ハワイ王国弁理公使ロバート・W・アルウィン氏が夏に別荘として使用していた建物の一部です。
    
 
    
 
伊香保口留番所  取調べ石と御辞儀石 
伊香保口留番所は、三国街道の要所として、1631年に幕府の命により設置された関所です。
    
 
石段の湯は、伊香保に古くからある「黄金の湯」(こがねのゆ)を、循環させずにかけ流していて、伊香保温泉らしい緑がかった茶褐色のお湯を手軽に楽しめる市営共同浴場です。 

  
 
 
小間口です。小間口とは湯元から流れる源泉を分岐させているものです。石段街には全部で四つの小間口があり、温泉が中を流れていく様子を見ることが出来ます。 
 
右は創業約500年の千明仁泉亭 
石段をはさんで土産物屋や饅頭屋、遊戯場が並び温泉情緒たっぷり 石段に与謝野晶子の詩が刻まれていました。 
 
 
石段街には射的などの遊戯場があります。昔は何十軒という射的場がありました。温泉街らしい風情を楽しむことができます。
    
 
  温泉管 
    
 
伊香保神社   
    
 
伊香保薬師堂   
 
 
下りは正面に山々を見ながら、両脇の土産物店をのぞき込み、石段を下りました。  
    
 
行きはベンチの上で寝ていた猫が、帰りは道の真ん中で見送ってくれました。  

<ポスターの写真>
     
明治期の石段街  製糸工場女工の慰労会   公募で集まった1000人 伊香保ハワイアンフェスティバル 

<宿泊したホテルと部屋からの風景>
   
ホテルの部屋から美しい山並みが見えました。 

(2021.4.10撮影)
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