榛名山・榛名湖

 榛名山は、7世紀まで噴火していた火山で、中央火口丘である榛名富士や相馬山、水沢山、二ツ岳などの寄生火山に、最高峰の掃部ヶ岳を含む外輪山からなる山の総称です。
 榛名湖は、榛名山の活動で作られた、標高1100mにあるカルデラ湖です。 
左から榛名山の烏帽子ヶ岳、榛名富士、相馬山です。 
榛名山は約50万年前から同じ場所で噴火を重ねていて、山頂のカルデラは馬蹄形に連なる多重の外輪山に囲まれています。約22万年前の爆発で直径3キロメートルほどのカルデラが生じ、そこに榛名湖の原型ができました。4万年ほど前にカルデラ内で再び噴火があり、カルデラをつくりました。これが現在の榛名湖の周囲を囲む外輪山です。当時はその内側が全て湖だったと考えられています。その後も、このカルデラ内で何度か噴火があり、榛名富士などができました。カルデラ内の湖の一部が火山噴出物で埋め立てられ、いまの榛名湖の姿になりました。 
風がない日には榛名富士が榛名湖の湖面に映ります。榛名湖は榛名山の山頂にあるカルデラ湖で、榛名富士は榛名山の中央火口丘です。  


<榛名山ロープウェイ>
榛名山ロープウェイは、榛名山のカルデラ湖の外輪山である榛名富士(標高1,390m)にかかるロープウェイです。 エメラルドグリーンの榛名湖、上州の山々、晴れた日にはスカイツリーも見えるほどに広がる関東平野などを一望する爽快な空中散歩が楽しめます。
    
 
日本で初めての2両連結式ゴンドラで営業を開始しました。山麓の榛名高原駅(標高1097m)から榛名山頂駅(標高1366m)まで標高差は269m、乗車時間は約3分です。
 
 
ロープウェイから榛名湖が一望できました。 
   
 
浅間山を背景に榛名湖を眺めることができました。 
    
 
山頂から関東平野や上州の山々が一望でき、冬の好天の日は富士山も見ることができます。 
    
 
浅間山が見えました。噴煙が上がっていました。 
    
 
遠くにかすかに富士山が見えました。 

<富士山神社>
榛名富士山神社は、榛名富士山頂(標高1,390m)に鎮座していて、現在は榛名神社の末社です。かつては富士山神社という自然石を御神体とする神社だったもので、縁結びと安産にご利益があります。 
 
 
富士山神社  榛名富士山頂の三角点 
榛名富士を取り囲む外輪山や関東平野を望むことができます。 
(2021.4.10撮影)
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