湯の山温泉

 湯の山温泉は、三重県北部の最高峰御在所岳の東麓に位置し、三滝川河畔の渓谷に20軒ほどのホテルや旅館がひしめき合っています。山の斜面に建てられているため、規模は小さく感じますが、設備は整った大型宿泊施設が多くあります。
  
 
湯の山温泉の歴史は古く、718年に、浄薫和尚が薬師如来のお告げにより発見されたと伝えられています。傷ついた鹿が傷を癒したという伝説から別名「鹿の湯」とも言われています。 
 
 
湯ノ山温泉地からは御在所岳に登る御在所ロープウェイが運行しています。


【大石公園】

大石公園は、湯の山温泉の温泉街をぬって流れる三滝川の渓流沿いに広がる自然公園です。大石公園には日本一大きいと言われている御影石があり、大石内蔵助が訪れた際に思わずたたずんでしまったと伝えられています。 
    
 

【寿亭】

「湯の山温泉 旅館 寿亭」は、雄大な御在所岳の麓に位置する創業100年の老舗高級旅館です。御在所岳が見渡せる有形文化財の別館「水雲閣」や、風情ある日本庭園の散策を楽しむことができます。
    
 
苔むす庭石や小さな祠、季節の彩りを見せる風情ある日本庭園を歩いていくと、創業当時の面影を残す癒しの空間が広がっています。 
    
 
昭和4年に建てられた別館「水雲閣」は、国登録有形文化財にも指定された歴史と伝統を感じる由緒ある建物です。  
    
 
水雲閣の客間  水雲閣の濡縁 
棟梁・城山喜之助により当時の現代風建築法を随所に取り入れた間取りになっています。石山寺と同じ寸法でつくられた火灯窓をはじめ、百年を越す樹齢の樹木から切り出した梁や、今では大変珍しいコルバーン方式の板ガラスなどが残っています。 
朝、宿泊した寿亭の部屋の窓から、御在所岳の美しいモルゲンロートをみることができました。 
 
宿泊した部屋  部屋の家族風呂  料理 

【菰野陶芸村】

菰野陶芸村は近鉄湯の山温泉駅から北へ2kmの地点にあります。作陶家のほか萬古焼などの芸術家が活躍しています。陶芸作家の指導により初心者でも作陶・絵付などが体験できます。
    
 
  「凡窯」を見学しました。 

(2022.10.27撮影)
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