奥能登塩田村

 塩浜には揚げ浜・入り浜の2種類がありますが、能登地方では1596年揚げ浜での塩づくりが始まりました。能登地方では、今も500年前とほとんど同じ方法で、塩が作られています。 
    
 
塩田  ポスターの写真です。 
日本海から汲み取った新鮮な海水を、砂が撒いていある塩田に均等にまきます。巻いた海水を砂と共に天日で乾燥させると、砂を集めます。その集めた砂に、海水を流し込み、砂に付いている塩の結晶を含む「かん水」を採取します。そして、釜屋にて釜炊きして、塩を採取します。
    
道の駅すず塩田村 
 
本焚き   
江戸時代から変わらない伝統の製法です。 
道の駅 すず塩田村は、美しい景色を眺めながら日本で唯一と言われている「揚げ浜式」の塩づくりが体験できます。珠洲の仁江海岸で受け継がれてきた「揚げ浜式」による塩づくりの歴史が学べる塩の総合資料館「揚浜館」と、実際に塩づくりが体験できる体験塩田があります。 
    
 
釜屋   
能登の揚浜式製塩技術は、国の重要無形民俗文化財にも指定されています。 
能登の日本海側の国道249号沿いは「塩街道」と呼ばれ、今でも、製塩が随所で行われています。 


<垂水の滝>

垂水の滝は、白糸のような滝が、35mの高さから山から海へと直接流れ落ちる全国的にも珍しい滝です。輪島市と珠洲市の境目にある八世乃洞門新トンネルのすぐそばにあります。厳しい冬の西風を受け、滝の水が噴水のように舞い上がるため、別名「吹き上げの滝」とも呼ばれています。 

<窓岩>
窓岩は、冬の厳しい日本海の荒波をまともに受ける男性的な荒々しい海岸線が続く曽々木海岸のシンボル的な存在です。板状の岩の真ん中に直径2mほどの穴が開き、窓の様に見える奇岩です。 
岩は中新世中頃(1200万年〜1500万年ほど前)に噴出した岩倉山流紋岩で、波食で穴が直径2mほど空いたものです。夕暮れ時、タイミングが良ければ窓のなかに夕日がピッタリと納まった瞬間を見ることができます。 

(2022.5.23撮影)
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