白米千枚田

 能登半島の輪島市白米町にある白米千枚田は、海に面した約4ヘクタールの斜面に1004枚もの小さな田が連なる棚田で、「日本の棚田百選」や「国指定文化財名勝」にも指定されています。一枚の田が蓑の下にも隠れてしまうほど小さいことから、古くより「田植えしたのが九百九十九枚あとの一枚蓑の下」といった古謡にも歌い継がれてきました。 
急斜面に幾重にも段になり、海へと1004枚の田んぼ広がる風景には圧倒されました。一つ一つは小さく、耕運機も入らない狭さのため、栽培は昔ながらの手作業で行います。白米千枚田での稲作は、人手による多くの時間と労力を必要とするため、高齢化や後継者不足の地元だけでは困難となってきていて、この美しい景観を守るため、「白米千枚田オーナー制度」を平成19年から開始しています。  
 
 
「白米千枚田」のすぐ横には「道の駅 千枚田ポケットパーク」があります。展望台があり、千枚田を眺めには絶好のスポットです。 


<石川県道輪島浦上線>
輪島浦上線は山間部を越えて輪島市街地と門前地区を結ぶ国道249号に対し、外浦海岸を通るコースとなっています。生活道路であるとともに、能登半島国定公園の海岸線を通る観光周遊道路です。道路幅が狭く大型バスのすれ違いが困難ですが、能登半島外浦海岸の絶景を見ることができました。 
光岩海岸の奇岩 
 
 
大尖岩と小尖岩 
鵜入漁港 
鵜入漁港には、小さな入り江を取り囲むように家が建っていました。家の目の前はもう港で、小型船がありました。

<ゾウゾウ鼻>

断崖絶壁が続く西保海岸には奇岩が多く見られます。象の鼻のような形をした岩がゾウゾウ鼻です。その奇妙に突き出た岩は海から眺めると穴が開いていて、ゾウの鼻のように見えるそうです。ゾウゾウ鼻付近には展望台があり、周辺の迫力ある風景を眺めることができます。
   
 
ゾウゾウ鼻見晴らし展望台  窓岩 
 左が千畳岩、右がゾウゾウ鼻
 
 
西保海岸   
定置網が設置されていました。 


(2022.5.23、24撮影)
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