巌門

  石川県羽咋郡志賀町海岸線一帯の29キロが「能登金剛」と呼ばれる石川県を代表する景勝地です。「巌門」は「能登金剛」のほぼ中央にあります。日本海の荒波に削られた厳門の景観は古来から知られ、書画などを親しむ人の住来も多かったと伝えられています。
右が巌門、左が鷹の巣岩です。
巌門は風景版画の巨匠である安藤広重の名作の1つ「六十余州名所図会」に「滝之浦(厳門・不動滝・鷹巣岩)」が描かれていて、風景版画としても有名です。洞門の上には老松が生い茂っています。  
    
 
 右の巌門洞窟をくぐって浜に出ると巌門がしっかり見えました。 
   
  鷹の巣岩 
鷹の巣岩は、岩の頂部にはマツが茂り、そこにはタカのみが降りてくるといわれています。 
能登金剛を代表する存在である巌門は海に突き出た岩盤にあります。浸食によってぽっかりとあいた洞門は、幅6メートル、高さ15メートル、奥行き60メートルもあります。  
 
巌門は、長い時間をかけて荒波によって岩盤が削られて作られた天然の洞窟です。
   
鷹の巣岩や機具岩、碁盤島を巡る遊覧船が出ていて、巌門を海上から眺めることができます。 
   
幸せのがんもん橋   
   
洞門の中からは水平線が見え、美しい海の景色を見ることができます。  
   
 
不動滝  松本清張歌碑 
不動滝は、不動明王が祀られていることが滝名の由来です。歌川広重の1853年刊行の『六十余州名所図会』にも描かれています。 

(2022.5.24撮影)
HOME