近江八幡1

  日本最大の湖琵琶湖の東側に位置する近江八幡は、古くから近畿地方と中部地方を結ぶ交通の要所として栄えてきました。近江八幡は、尾張から天下統一を目指した織田信長や、豊臣秀吉の庇護の元発展してきた町で、その城下町は、豊臣秀次によって整備されました。近江商人の発祥の地としても知られており、国の重要文化財が数多く残る八幡堀沿いの街並みは、観光のモデルコースとしても人気となっています。

<近江商人のまち>

新町周辺は、古い町並みがよく保存されています。国の重要伝統的建造物保存地域です。江戸時代末期から明治にかけて建築された商家が整然と残る町並みは、近江商人のふるさとです。
 
旧伴家住宅
旧伴家住宅は7代目伴庄右衛門能尹が伴庄右衛門家本家として、1827年より1840年の十数年をかけて建築したものです。 伴庄右衛門は江戸初期に活躍した八幡商人で、寛永年間に東京日本橋に出店し、麻布・畳表・蚊帳を商いました。
    
 
<郷土資料館>
江商人の代表的な人物西村太郎右衛門(安南貿易で活躍した商人)の邸宅跡に建てられた元八幡警察署(ヴォーリズ建築)を、そのまま利用した資料館です。 
 

歴史民俗資料館
歴史民俗資料館は、森五郎兵衞の控宅で、近江商人(八幡商人)の往時をしのぶ帳場風景や生活様式をそのまま残し、そのほか多くの民俗資料を展示公開しています。
旧西川家住宅
西川利右衛門は、代表的な近江商人の一人で、初代から昭和5年に11代が没するまで、約300年間に亘って活躍しました。蚊帳(かや)や畳表などを商い財をなし、近江を代表する豪商としての地位を築きました。
    
 
    
 

(2009.3.20撮影)
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