恵那峡

  恵那峡 は、 岐阜県 恵那市 ・ 中津川市 を流れる 木曽川 中流の 渓谷です。 この恵那峡は地理学者、 志賀重昂 が、 大井ダム の湖景と一帯に見られる奇岩の調和を称え命名したものです。 全国にはダムの開発によって景観が損なわれたケースが多くありますが、この恵那峡は、自然の造形と人工物の融合によって誕生した景勝地です。  

<恵那峡遊覧船>

恵那峡の観光に欠かせないのが、高速ジェット船で付知川との合流点「品の字岩」まで約30分の遊覧が楽しめる「恵那峡クルーズ」です。恵那峡の渓谷美をはじめ、軍艦岩や獅子岩、屏風岩などの奇岩を眺めながらの船旅は実に快適です。船上からしか味わえない、迫力ある景観をたっぷりと堪能できます。  
「電力王」福沢桃介 大正時代にダムが建設されるまで、この付近の木曽川は大きな岩がごろごろした急流でした。水力発電には絶好の地形と豊富な水量に着目した「電力王」の福沢桃介は、果敢にもダム建設を試みましたが、度重なる洪水で難工事を極めました。しかし、苦難を乗り越えてダムが完成しました。このダムによってできた湖は、漫々と水をたたえ緑美しい県立自然公園として世に知られるようになりました。  
 
 
渓谷を巡る遊覧船は、おみやげ物屋街の乗船場から発着します。ダム以前の急流を彷彿させる湖畔の奇岩や絶壁が観覧できます。
虚無僧岩と大無僧岩
 
遊覧船内部 
 
遊覧船から紅岩が見えました。  獅子岩 
水面からの高さが56メートルあるといわれている恵那峡大橋です。恵那峡大橋の向こうに雪をかぶった中央アルプスが見えました。
 
ダム湖に堆積した砂を除去していました。 
 
  大井ダムが見えました。 
恵那峡は一帯に奇岩が多く、 屏風岩、軍艦岩、獅子岩、鏡岩などが見られ、地質学的にも貴重な場所です。 
品の字岩が見えました。

<傘岩>
傘岩は黒雲母花崗岩が風化によって削られ、逆円錐型の 傘のような形になった非常に珍しい奇岩です。天然記念物に指定されています。高さ約4.5mの傘のように上部が広がった形が特徴の岩です。傘の形をした頭部の最も広いところは幅約3.3m(周囲約10m)、最も細い部分は直径数十㎝しかありません。
傘岩は黒雲母花崗岩です。かつて天頂部表面は地面に出ており、風化作用など自然のうちに補強がされました。しかしその下の部分は補強がされず柔らかいままだったため、雨風により削られ、現在のようになったという説が有力です。 

<千畳敷岩>

千畳敷岩は一枚岩です。頂部が広く平なところから千畳敷岩と呼ばれています。
 
  立弘法 
千畳敷岩からは眺望が開け、眼下には恵那峡、その向こうに笠置山(標高1128m)を見ることが出来ます。  


<恵那峡展望台>

恵那峡展望台は、恵那峡大橋のすぐ横にある恵那峡のすばらしい光景が一望できる展望台です。 
 
  獅子岩と金床岩 
展望台は渓谷の真上に設置されているので、目の前に広がるのは自然豊かな絶景そのものです。遊覧船から見た景色を上から見ることができ、違った視点の写真を撮ることができます。  

<大井ダム>
大井ダムは、関西の電力不足を背景に、大正11年に着工、大正13年に完成した日本最初のダム式発電所です。電力王として知られる福沢桃介が築いたダムで、その建造によって誕生した人造湖の出現により恵那峡は手頃に探勝できる景勝地となりました。工事には3年を費やしましたが、当時としては世界有数のビッグプロジェクトで、大井ダム・大井発電所は土木遺産、経済産業省の近代化産業遺産にもなっています。
大井発電所と大井ダム 
 
 

<宿泊したホテル>
 
 
宿泊したホテルの部屋から恵那峡、笠置山、さざなみ公園、紅岩が見えました。  

(2022.12.12撮影)
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