富士五湖

富士山麓の山梨県側に位置する富士五湖(山中湖、河口湖、西湖、精進湖、本栖湖)は、富士山の噴火によってできた堰止湖です。富士山と共に世界文化遺産構成資産に登録されています。 

<本栖湖>

水深約138mの本栖湖は富士五湖の中で最も深く、透明度も一番です。新千円札と旧五千円札に印刷されている富士山は本栖湖畔からの眺めです。
    
 
本栖湖北岸からの富士山の眺めはすばらしい。
   
 
    
 
千円札の富士山と比べてみました。
本栖湖はもともと「セの海(せのうみ)」という大きな湖でしたが、富士山の貞観の噴火(864年)で、現在の本栖湖、精進湖、西湖に分断されました。この三つの湖は、水位が連動していることから、湖底でつながっていると考えられています。 


精進湖

 「精進湖」は、富士五湖の中で一番小さい湖です。 精進湖が小さいのは溶岩流が大量に流れ込んだためと言われています。
    
 

西湖蝙蝠穴
蝙蝠洞穴は、総延長350m以上に及び、富士山麓の溶岩洞穴中最大の規模のものです。洞穴の内部には、富士山の噴火で流れ出た溶岩が外気にふれ、爆発成分(ガス)を発散しながら固まる時、洞穴の内面に鍾乳石や縄状溶岩などが作られました。洞穴内の温度は、他の洞穴と異なり、夏もそれほど冷気を覚えず、冬温暖であるため、コウモリが冬眠の場所として生息しています。しかし、最近はコウモリも減ってきています。
    
 
ここから蝙蝠穴に入っていきました。ヘルメットをかぶって入っていきますが,頭をごつんごつんするほど狭いところをくぐっていきました。
    
 
青木ヶ原の樹海の下に洞穴があります。このようなコウモリがいます。ただし,これは資料館の写真

西湖
西湖は、本栖湖の次に深く、溶岩の上にできた青木ヶ原樹海に隣接した湖です。

河口湖

富士五湖の中で二番目に大きく、一番標高が低い湖です。温泉が掘られ、富士河口湖温泉郷として河口湖東岸に温泉街もあります。 
    
 
   
 

天上山

天上山は太宰治の小説「カチカチ山」の舞台です。カチカチ山ロープウェイで天上山の富士見台へ行くことができます。天気の良い日には,天上山の富士見台(標高1,104m)から富士山を望むことができます。
  
 
河口湖を一望することができます。   
   
 
カチカチ山のタヌキの人形が乗ったロープウェイで天上山へ

山中湖

山中湖は、富士五湖の中で最も大きな湖で、標高の高さ(980.5m)は日本で3位です。古くから避暑地として親しまれ、周辺には多くのホテルや観光施設が点在しています。
    
 

(2005.10.8〜9撮影)

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