常滑やきもの散歩道2021

  常滑やきもの散歩道は、常滑で窯業が最も栄えた昭和初期ごろにつくられた窯元の集落ですが、レンガ造りの煙突や窯、黒塀の工場、陶器の廃材利用の坂道など、独特の雰囲気と歴史を伝える空間を歩くことができます。2007年に訪れましたが、もう一度Aコースを歩いてみました。2007年に比べ整備され、見所や店も多くなり、一層楽しむことができました。

登窯

やきもの散歩道にある登窯は、1887年頃に築かれた窯です。1974年まで使用され、日本で現存する登窯としては最大級です。傾斜角約17度、8つの焼成窯、高さの異なる10本の煙突が特徴です。 
   
 
    
 

土管坂
土管坂は、明治期の土管と昭和初期の焼酎瓶が左右の壁面をびっしりおおっていて、坂が崩れるのを防いでいます。坂道には「ケサワ」という土管の焼成時に使用した捨て輪の廃材を敷き詰め、滑らず歩きやすいように工夫されています。
    
 

常滑焼
常滑の焼き物は、1,100年頃から900年の歴史をもっています。日本六古窯(常滑、瀬戸、越前、信楽、丹波、備前)のうち一番古く一番大きいと言われているのが常滑です。平安、鎌倉、室町、江戸の各時代の壺かめの主要な窯場として繁栄し、江戸時代から陶芸家も多く現れて、多彩な窯場に成長しました。 
 
 
    
 
    
 
廻船問屋瀧田家
廻船問屋瀧田家は、江戸時代から明治時代にかけて廻船業を営んでいた瀧田家の住宅です。1850年頃に建築された建物を復元・整備して公開しています。 
    
 
でんでん坂の途中に瀧田家の正門があります。   
    
 
    
 
水琴窟 
光明寺
    
 
(2021.1.9撮影)
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