瀬戸

 瀬戸は、日本有数の陶磁器である瀬戸焼の生産地として知られています。「瀬戸物(せともの)」という名称は、この地の古くからの地名である「瀬戸」に由来します。市内に点在する鉱山では、陶磁器ガラスの原料となる粘土珪砂が産出されていて瀬戸のやきものの歴史は千年以上も前に遡ります。


<新世紀工芸館>

新世紀工芸館は、次世代につながる陶芸とガラス工芸をテーマにした施設です。気鋭の作家の作品展示や、研修生の制作風景を見学できる他、作家の作品を購入できるギャラリーなどがあります。 
    
 

<瀬戸永泉教会礼拝堂>

瀬戸永泉教会礼拝堂は、明治33(1900)年にキリスト教プロテスタント長老派の中心的建物として建設されました。現存する明治期の教会建築として貴重な存在です。屋内天井部分には、洋風建築にみられるトラス構造と、土蔵等に多くみられる和小屋状の貫の構造が組み合った、和洋折衷の特徴がみられます。
    
 

<深川神社>

深川神社は、771年創建の格式ある神社です。陶祖・藤四郎がこの神社のお告により良質の土を得たという伝承から、瀬戸の産土神と言われています。 
    
 
深川神社拝殿   
    
 
陶彦神社です。陶祖藤四郎を祀ってその業績を讃えています。  深川奥宮稲荷社 

<法雲寺>

    
 
    
 
陶製梵鐘です。第二次世界大戦中に強制供出となった金属製の梵鐘の代用品として奉納されたもので、全国的にも珍しい貴重な資料です。 

<旧山繁商店>

 旧山繁商店は、近代の瀬戸を代表する陶磁器卸問屋でした。かつて主人が住んでいた主屋は失われてしまったものの、皇族などの来賓を迎えた「離れ」をはじめ、9棟の建物が残されており、明治~昭和期の瀬戸を物語る陶磁器卸問屋建物群として平成27年度に国登録有形文化財となりました。
    
 

<無風庵>

近代美術工芸家藤井達吉ゆかりの草葺き入り母屋造りの民家を移築し、ギャラリー兼休憩所として修復したものです。
    
 
慰霊塔がありました。  瀬戸の街を見下ろせました。 

<古民家久米邸>

古民家久米邸は、 近代の窯屋元締めであった川本枡吉(二代)別邸として明治41年(1908年)に建てられました。母屋、蔵、離れを有する築百年の明治後期の建物です。母屋には広い庭と和洋室があり、離れや蔵など古民家として多目的に利用できる場所となっています。
    
 

<丸一国府商店>

明治維新の廃藩置県により解散した犬山藩の藩主成瀬正肥が1872年に大曽根に創業した商店です。その後瀬戸に移転し、1911年に望楼をのせた現在の建物が完成しました。現在も陶磁器販売を行っています。
    
 

<瀬戸蔵>

「瀬戸蔵」は、瀬戸市民会館の跡地に5階建てで建設された産業観光と市民交流の支援を目的とした複合施設です。瀬戸焼のすべてがわかる「瀬戸蔵ミュージアム」をはじめ、つばきホール、物販や飲食店舗、会議室など多くの市民や観光客が集まる施設になっています。
    
旧蔵所交番 
 
 瀬戸蔵 窯神橋から見た瀬戸川


    
 
瀬戸川と古い街並み 
   
石神社  
(2021.1.15撮影)
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