大給城

  大給(おぎゅう)城は、標高204mの急峻な山上に築かれています。もともとは地元の土豪長坂新左衛門が居館として築造したものを松平乗元の祖父、松平信光が攻め落とし、乗元の父である松平親忠に与えたものです。松平乗元とその子松平乗正が1507年から1510年にかけて、城郭としての体裁を整備しました。
今回は松平交流館から歩いて岩谷山の横を通り、大給城址に向かいました。 
    
 
城下の集落に祠がありました。 
    
 
辰廻り   
給城は岩が多く露出した山頂部を利用し、巨石に石積などを利用してうまく曲輪や城壁を造成しています。 
    
 
城主の居館跡がありました。
    
   大給城縄張図
大給城は、三河地方では数少ない石垣を多用した縄張りをもち、この地域を代表する山城の一つです。大給城の縄張りは、東西に主郭と二の郭が並び、その南に館跡の曲輪がありました。 
    
 
主郭があった場所です。主郭を南北に二分する土塁がありました。
    
 
物見岩から伊吹山が見えました。   巨石を利用した物見岩
城内のいたる所には花崗岩の巨石が見られ、主要な部分は石垣で固められています。物見岩からは尾張の国をはじめ遠く鈴鹿の山々を望むことができると案内板に書かれていました。。 
 
  ボルダリングの練習のためのマット 
大給城は巨石がゴロゴロしているため、ボルダリングの練習場所になっています。訪れた時にも、多くのクライマーが来ていました。 
   
城下に下り大給城址のあたりを振り返りました。そして、のどかな景色を楽しみながら歩いて松平交流館に戻りました。 


<高徳寺>

高徳寺は、岩津の西林院の僧が古くからあった薬師堂を基に、1712年に創立されたといわれています。1844年源響が現在地に移して建立しました。本尊は阿弥陀如来を安置し、旧来の薬師如来も別堂に安置しました。2018年に丸太組にて本堂を新築し、現在は薬師如来も本堂に祀られています。
   
 
入口に可愛い動物の置物が並べられていたので、不思議に思って立ち寄ってみました。ペット供養も行っているようで、ペットの写真がたくさん飾られていました。
   
 
本堂はログハウスとなっていて、入り口や内部は現代風の明るい雰囲気の寺で、こんな寺は見たことがないと驚きました。無料のドッグランもあり、ペット用のお守りも販売されています。  


<村社神明宮>

 
 

(2022.1.22撮影)
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