大府巡り2020-6


吉川熊野神社

吉川熊野神社は、古記録などにより、1397年吉川城の築城とともに創建されたのではないかと考えられています。古来より熊野三社権現と称されていましたが、1974年熊野神社に改称しました。
    
 
石垣で囲まれた参道です。   
    
 
   
境内には神明社、山之神社、御獄社、洲原社、津島社、秋葉社、が祀られており、境外には弁財天社(吉川城跡に祭神厳島社)、行者堂(通称行者山に祭神役行者)がそれぞれ祀られています。 
   

吉川城址
吉川城は、1397年に吉川入道によって築かれました。その後戦国時代この地の土豪であった花井氏の居城となりました。1580年に花井氏は寺本城に移ったため廃城になったと伝えられています。明治の地籍図から復元すると200メートル四方の規模の平城と考えられています。
 
 
吉川城内にあった弁財天 

正官墳
正官墳は、吉川城主吉川将監入道の墓と言われています。 地域では昔から「歯の神様」として参拝する人も多くいて、歯の痛みの数だけの黒焼きの豆を供える風習がありました。
   

野々宮古窯
野々宮古窯は、平安時代中期に灰釉陶器を生産した窯です。
   

神様池
天保年間以前の昔から「神池」と呼ばれ、またいつの頃からか「神様池」と呼ばれ、農家の水がめとして大切に利用されて来ました。また付近の子供たちがプールの代わりとして泳いだ池です。しかし、付近の開発や一部の生活排水等の流入で池の水質は悪化したため、地域の住民や農家の方が環境保全活動に努力し、水環境整備事業が完成しました。
    
 
遊歩道が整備され、池の周りを一周歩くことができます。 
    
 

大府みどり公園
 大府みどり公園は、面積9.8haの野外活動型総合公園です。未来から現れたメカドラゴンと太古の昔より現れたストーンドラゴン、印象的な2匹のドラゴンは複合遊具としても人気です。じゃぶじゃぶ池や芝生広場などもあります。
    
 
アジサイが宝石のようでした。  しゃぶしゃぶ池です。
   
アジサイが満開でした。  
   
 13世紀中ごろの古窯跡です。椀や皿などを生産していた山茶碗用でした。 大根古窯跡です。 

北崎大池
北崎大池は江戸時代に農業用のため池として作られ、利用されてきました。水上デッキ、石積み護岸、せせらぎ水路などの親水設備も整備されています。 
   

星名池
星名池は、農業用ため池ですが,水上散策路が整備され,淡いピンクの上品なハスの花が間近に見られるハスの名所として知られています。ハスの花は、7月上旬から8月下旬まで楽しむことができます
  星名池のハス→2005年、 2006年
、  2007~9年 
    
 
6月14日に訪れたので、ハスの花はまだでしたが、アジサイは満開でした。 
   
 

高根山古窯群
高根山古窯群は、平安時代のもので、碗・皿・壺・鉢などが見つかっています。古窯群は3基が確認されています。現在もその一部が残存し、窯体(窯本体のことで、焚口・燃焼室・焼成室・煙道部で構成)が露出しています。 
   
高根山古窯群跡は高根山北斜面の竹林の中にありました。  
高根山C古窯群
高根山C古窯群の遺跡は、 南西に傾斜した畑の中腹にあります。10世紀前半の灰釉陶器(良質な土を使い、草木の灰を釉薬としたもので、器の厚さは薄い)と呼ばれる焼き物を焼いた窯の遺跡です。
     
  高根山です。 

二ツ池
二ツ池は、今からおよそ350年前の江戸時代初期に「ため池」として整備され、上池である「平戸池」と下池である「増田池」を併せて『二ツ池』と呼んでいます。増田池は愛知用水からの水の供給を受け豊かな水量による利水の機能と、大雨などの災害時には池上流からの水を貯える治水の機能を持っています。  周辺は二ツ池公園として整備され、早春には河津桜が咲き誇ります。  →二ツ池公園の河津桜
 
浮き桟橋や噴水があります。 
 
増田池です。  平戸池です。 
二ツ池不動尊
   
二ツ池の横に二ツ池不動尊があります。  

(2020.6撮影)
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