岩谷口古墳

  岩屋口古墳は,東海市高横須賀町にある丘陵地の斜面に位置し,知多半島で最大規模の横穴式石室をもった円墳です。石室の大きさは,長さ8.4m,幅1.7m,高さ2.1mです。この古墳は,大化の改新前後(約1,300年前)のものであると推定されています。巨大な石を使った立派な石室遺構は,その背景にある生産力や豪族の力を知ることができます。
    
 
岩谷口史跡公園として整備されています。 高台にあるため、眼下に知多市や東海市の景色が広がります。
    
 
奥の壁には高さ1.6mにもなる大きな石を立て,横の壁も天井も巨大な石によって築かれています。 
    
 
中世のころにはすでに盗掘されていますが、土師器(はじき)・須恵器(すえき)の容器類の他,刀子(とうす)・帯金具などが出土しています。 


平洲記念館・郷土資料館
平洲記念館は、東海市出身の江戸時代の儒学者・細井平洲に関する資料を集めた記念館です。平洲は、藩政改革で有名な米沢藩主・上杉鷹山の師であり、晩年は尾張藩に仕え、藩校・明倫堂の初代督学になった人物です。吉田松陰や西郷隆盛などにも影響を与え、多くの弟子がいました。情報コーナーや講義室、郷土資料館などがあります。 
    
 
平洲記念館展示室には、平洲直筆の書画などが展示されています。
   
 
平洲ホールには、平洲に関する資料が展示されています。
    
 
併設されている郷土資料館には、知多式製塩土器をはじめとする、東海市の考古資料や民具などが展示されています。 
   
 
細井平洲先生旧里碑です。細井平洲が1801年に亡くなると、尾張の門人らが総力を結集して、平洲をたたえたこの碑を故郷の平島村を見渡す丘陵の上に建てました。  


平島神明社
創建は、天文年間(1532~1555)で、池田信輝が平島城主であった時、丘陵浅間山に神社を建て、天照皇大神を祀ったと、伝えています。5月29日に平洲祭が行われます。 
 
 

(2021.1.29撮影)
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