日間賀島

 日間賀島は、師崎港から高速船で10分ほどで行くことができます。タコとトラフグの名産地として親しまれていますが、名物は何といってもタコです。島内にはタコ料理を楽しめるお店が多くあります。10月から3月には旬を迎えるフグ料理も絶品です。港にはタコとフグとを掛けて「ようこそ多幸と福の島へ!」と書かれています。
高速船から見た日間賀島です。 
 
西港です。 
 
  行きに乗った高速船
 タコは日間賀島のシンボル的な存在です。西と東の港には大きなタコのモニュメントが置かれています。
 
帰りに乗った高速船 
 
干しだこ  高速船乗り場 
十月になると島のあちこちで干しだこが風に揺れる風景が見られます。この干しだこは「 ひっぱりだこ」の語源といわれていて、正月には氏神様に供えられ、大漁、家内安全、 無病息災が祈願されます。 

【長心寺】
長心寺は、子安観音を本尊とする曹洞宗の寺院です。境内には阿弥陀堂や弁天堂があり、安産の神様を祀っています。 
    
 
    
 
篠島が見えました。 

【鯖大師】
日間賀島には、鯖を持った弘法大師の像の「鯖大師」も祀られています。入り口には、「鯖弘法大師 霊場」と彫られた石塔が立っています。 
 
 
銅像の鯖大師  島で唯一の信号 

【吞海院】
吞海院は1570年に創建されました。呑海院という寺の名のように伊勢湾と三河湾を望み海を呑み込むような絶景な場所にあります。境内には赤穂四十七士の一人大高源吾のへその緒塚があります。 
 
 

【サンライズビーチ】
サンライズビーチは日間賀島の南東にあり、風が無くて穏やかな海水浴場です。 
 
サンライズビーチにどこでもドアがありました。 東港のタコのモニュメント 
 
サンライズビーチから高台への階段を上ると、ハイジのブランコ(恋人ブランコ)があります。松の木にかけられたブランコです。普通のブランコと比べるとゆっくり揺れます。海に向かってこぐので、とても気持ちがいいです。空と海の景色に吸い込まれそうになります。
 
ハイジのブランコの下の崖は地層があらわになっています。日間賀島では、師崎層群という1700万年も前の地層を見ることができます。 


【日間賀神社】
日間賀島の境内には6~7世紀の古墳が14基ほど見つかっていて、日間賀島で古くから人が生活してきたということが分かります。 
    
 
  古墳 
日間賀島は古くから海上交通の要所にあり、伊勢、奈良の都に近い位置にありました。縄文時代後期からの外洋型の漁業は伝統的に受け継がれ、古墳時代には他の追従をゆるさないほどに発達した漁業技術を背景に海人集団の文化が成立していました。全国的にも群を抜いて多くの魚を朝廷に献上していたとされています。また、江戸時代には将軍家や尾張藩に献上する御用鯛を日間賀島の漁師が承っていました。現在では、全国でも有数の漁獲高を誇るフグをはじめ、豊富な魚介類が四季折々に水揚げされています。 

【安楽寺】
安楽寺には、たこ阿弥陀が祀られています。その昔、地震で海に沈んだといわれる寺の仏像が引き揚げられた時、1匹の大ダコが仏像を守るように抱きついていたという伝説があります。以来、島民は仏像をたこ阿弥陀として祀り、今もなお大漁と安全、子孫長久を祈願しています。
    
 

     
日間賀島の街並み  タコとしらすのアヒージョ  宿泊したホテル海遊亭 


(2022.10.25撮影)
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