荒熊神社

  荒熊神社は、知多半島山海の小高い丘の山頂にあります。 荒熊大神は、伏見稲荷大社の奥の宮にある熊鷹池に鎮座される熊鷹大神の霊場において修行を積み、因縁、自我、霊の災いなどによって苦しみ、悩んでいる者を哀れに思い、助け救おうとこの地に鎮座したといわれています。 
伊勢湾を見おろす山腹の参道には 信者が奉納した数多くの赤い鳥居と灯篭が連なっています。そのため遠くからでもすぐに見つける事ができます。 
 
参詣道入り口から、信者が奉納した鳥居をくぐりながら標高47mほどの荒熊神社本殿を目指します。170段余の参道の階段を登るため、杖が用意されています。 
   
伏見稲荷大社との深い縁があるため、伏見稲荷大社のように赤い鳥居が連なっています。赤い鳥居を頭上に伊勢湾の景色を眺めながら上ることができました。
 
参道も境内も新鮮な朱色が輝いています。しめ縄の鳥居の奥に本殿が立っています。
   
 
簡素な本殿です。縁結びや商売繁盛の神様・荒熊大神が鎮座する神社です。十二単の衣装での神前結婚式もできます。 
 
 
本殿の右側に「縁を結ぶ椿」の木と大きな鈴があります。ここで祈願絵馬を書き、鈴を鳴らしながらお願いをします。長い絵馬に願い事を託し、その願いが叶った際、後日お礼の絵馬を奉納します。
   
荒熊神社は参詣道を含めどこからも絶景が望めますが、中でも展望デッキのようなこの鳥居下からの眺望が抜群です。正月には鳥居の真ん中から初日の出が昇ります。左手から知多半島、渥美半島、神島、紀伊半島方面、鳥羽、伊勢方面の大パノラマが広がります。鳥居の正面下には白砂が美しい山海海岸が見えます。

(2023.1.3撮影)

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