マサイ族の村

  マサイ族はケニア南部からタンザニア北部一帯のマー語を話す先住民で、人口推定20~30万人程度と言われています。資料によっては60万人とも150万人とも書かれています。ケニアには42の部族がいますが、マサイ族はその一つです。 
  本来のマサイ族は遊牧民でした。男性は家畜の放牧の他は、家畜や村を襲う猛獣と闘うためのトレーニングをして生活しています。女性は、遊牧中の仮住まいを建てて保ち、食事を作り子どもの世話をし、遊牧から帰った家畜の世話もし、猛獣の駆除以外はすべてを負担します。現在は、政府が定住化政策を行っていて、都市化したマサイ族もいますが、伝統的な生活を守るマサイ族もいます。

【歓迎のダンス】

歓迎の歌とダンスを踊りながら、ぴょんぴょん跳びます。すごい跳躍力です。 
 
 
高くジャンプできる人が尊敬され、一番高く跳べる人が、一番きれいな人と結婚できるそうです。 
 
 
男性は、赤や青などのカラフルな色に染めた布を体にゆったりと巻き付けています。
女性は、ビーズや骨を使ったアクセアリーを全身につけています 
 
 
マサイ族の人は、驚異的な視力をもち、身長が非常に高いです。 

【火おこし】
 
 
火おこしの実演をみせてもらいました。摩擦で火をおこし、手際よく火をつけていました。
【マサイ族の家】
家は、女性が牛糞と泥をこねて造ります。雨などでいたむため、3年ほどで作り替えます。マサイ族は一夫多妻制です。夫人はそれぞれ別の家に住みます。
 
 
ライオンなどの猛獣の侵入を避けるため、入口は小さくなっています。 
 
 
シャワーもないため、川の水で水浴びする程度です。トイレもなく草むらで用を足します。 
   
マサイ族の村には、電気もガスも水道もないので、家の中は真っ暗です。家の中はとても狭く、粗末です。簡単の調理道具と薪がありました。親の部屋と子供の部屋の2部屋が基本です。 
【販売】
 
 
手作りの小物を観光客相手に販売していました。 
 
 
【マサイ族の学校】
   
校舎 小学生の教室   幼児たちの教室
 
 
小学生たちは運動場にいました。髪の毛が短いのでみんな男の子に見えますが、女の子もたくさんいます。 
 
 
学校まで数キロ歩く生徒もたくさんいます。 
(2019.2.8撮影)
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