タージ・マハル
タージ・マハルは,白大理石造りの巨大な建造物で,その美しさに圧倒されます。しかし,宮殿ではなく,ムガール帝国5代皇帝シャー・ジャハーンが,亡くなった王妃のために1632年から22年の歳月をかけて造営したものです。腕利きの職人を集め,のべ2万人が携わったと言われています。しかし,皇帝は晩年タージマハールの向かいに黒大理石の霊廟を建てようとしていましたが,第3皇子によって近くのアグラ城の塔に幽閉されてしまいます。理由はタージマハール建築での莫大な浪費。結局皇帝は塔の中から7年間タージマハールを眺め,その生涯を閉じたということです。
(2009.8.13撮影)