ファテープル・シークリー

  ファテープル・シークリーは、16世紀にムガル帝国の第3代皇帝アクバル帝が築いた城跡で、「勝利の市」を意味しています。建物の石材は大部分が赤っぽい砂岩でできており、構造はシンプルです。しかし細部をみると、精緻な装飾彫刻が目をみはります。この建物はインド古来の建築様式や技法が反映されています。アクバル帝が推進した諸宗教融和政策の表れです。
    
 
    
 
宮殿地区です。庭園と池を挟んで建つアクバル帝の寝室ハーブガーや、特別謁見の場のディワーニ・ハース、四方を見渡せる壁のないパンチ・マハル、後宮のジョード・バーイー、隊商宿舎のキャラバンサライなどがあります。 
    
 
    
 
 
 
ディワーニ・ハースという貴賓謁見の間で、政務を行う建物です。   

(2009,8,14撮影)