ギザ

ギザは、ナイル川中流の西岸に位置する古代エジプトの時代から続く歴史ある街で、エジプトの首都カイロから南西へ6kmです。ギザからダハシュールまでのピラミッド地帯は、「メンフィスとその墓地遺跡」として世界遺産(文化遺産)に登録されています。

<ギザの3大ピラミッド>

ギザの3大ピラミッドとは、ギザの砂漠にある3つのピラミッドの総称で、すぐ近くに位置するスフィンクスとともにエジプトのシンボルともなっています。古代エジプトのファラオであるクフ王、カフラー王、メンカウラー王の墓陵とされており、今から約4500年前に造られました。現在に至るまで約140個の古代エジプト時代のピラミッドが発見されていますが、ギザの3大ピラミッドは最も有名なピラミッド群です。謎の多い3大ピラミッドは、オリオン座の三つ星を表しているという説もあり、ナイル川を天の川に見立ててみると、ピラミッドとオリオン座の位置が重なります。
 
満月でした。
 
夜明け前にパノラマポイントから三大ピラミッドを見ました。   
  
   
ピラミッドの横から日の出がきれいに見えました。    

<スフィンクス>

 スフィンクスは、頭は人間、身体はライオンという神獣の石像です。3大ピラミッドのすぐ近くにあるものは、ほかにいくつもあるスフィンクスに比べて巨大であるため、大スフィンクスと呼ばれています。長さ 73.5m,高さ 20m,顔幅 4mという巨大なものです。長い間カフラー王の命によりピラミッドの守り神として紀元前2500年ごろに造られ、頭部はカフラー王に似せてあるとされてきましたが、最近では自然科学の観点からピラミッドよりはるかに古い時代に建てられたという説もあるなど、スフィンクスの役割に関しても未だ多くの謎に包まれています。
 
 
 
 
カフラー王のピラミッドと大スフィンクス 顔は風化されています。 
   
  スフィンクスのしっぽは、後ろ足のところから、くるっと巻き上がっています。
   
   
   
ピラミッドは、もともと全体が石灰岩の化粧板で覆われていました。
カフラー王のピラミッドの上部には現在もはがされずに化粧板が一部残っています。
   
ピラミッドの横に太陽の船が展示された博物館があります。   
   
カフラー王の河岸神殿  露店がずらり 


<クフ王のピラミッド>

クフ王のピラミッドは古代エジプト最大のピラミッドです。クフ王のピラミッドは元々高さ146.5メートルでしたが、現在は138.8メートルです。クフ王のピラミッドは約230万の石でできており、一つあたりの重さが約2トンから30トン、重いものでは50トンを超えるといいます。 
 
 
ピラミッドにはラクダがよく似合います。 
   
近づいてみると1個1個の石がとても大きいということがよくわかります。  
   
これが本来の入り口  盗掘用に開けられた穴から入場します。  
   
1日300名限定でピラミッドの中に入場できます。  
     
内部は撮影禁止なので入り口だけ撮影。狭い通路を中腰で通っていきます。  
(2017.2.11撮影)