エドフ

  エドフは、ルクソールとアスワンの中間に位置する、ナイル川西岸のエジプトの街です。エドフには、ハヤブサの神ホルスを祭るホルス神殿があります。 

<ホルス神殿>

 ホルス神殿は紀元前237年にプトレマイオス3世によって造られ始め、約180年後のプトレマイオス12世(クレオパトラの父)が完成したと言われています。ホルス神殿はハヤブサの頭を持つ天空の神ホルス神に捧げられた神殿で、エドフ神殿とも呼ばれています。大きさもカルナック神殿に続いて2番目に大きい神殿です。この神殿はエジプトに残る神殿建築として最も良好な状態にあるものの一つと言われています。
 
 
入り口の塔門には、プトレマイオス12世がホルス神とハトホル女神の眼前で敵を打ちすえる場面が左右対称に描かれています。  
   
   
   
塔門をくぐると広い前庭に出ます。周囲は列柱回廊がめぐっています。  
   
回廊の壁にレリーフがびっしり彫り込まれています。
ホルス神がセト神と戦っているところを描いているものがいくつもあります。
   
至聖所には、聖舟が置かれていました。  ホルス神 
<船着場~ホルス神殿>
クルーズ船を降りて、船着場からホルス神殿まで馬車で行きました。路地を通ったので庶民の生活の様子がよくわかりました。
   
船着場で待ち受けている馬車の操縦者たちの客の奪い合いは凄まじいものでした。  
   
路地では朝の市の準備をしていましたが、その汚さには驚きました。生活の大変さがよくわかりました。 
<ホルス神殿~船着場>
帰りも同じ馬車で船着場に戻りましたが、大通りを通りました。 
   
車と馬車が混在し、怖い思いをしました。 
   
船着場ではまた次の客の奪い合いをしていました。
(2017.2.8撮影)