カイロ
エジプトの首都カイロは、膨大な人口を抱えるアフリカ有数の大都市です。7世紀に遠征してきたアラブ軍が都市を建設し、10世紀に都となってから約700年の間、エジプトの政治の中心となり繁栄しました。中心部をナイル川が流れ、多くのモスクが建つカイロは「1000の塔の都」とも呼ばれます。カイロの町は、各時代に形成されたいくつかのエリアから成ります。有名な国立考古学博物館があるのは市の中心部で、その東には中世の建造物が集まるイスラム地区(旧市街)があり、世界遺産に登録されてます。
<エジプト考古学博物館>
エジプト考古学博物館は、ナイル川が育んだエジプト文明の遺産を数多く収蔵しています。展示している館内はとても広く、1日ではまわりきれないほどです。特に有名なのは2階のツタンカーメン王の秘宝です。ツタンカーメン王の黄金マスク、黄金の棺、黄金の玉座などまばゆいばかりです。墓から出土した宝物類や装飾品なども飾られています。ほかに1階入り口にはラムセス2世像、初期王朝~古王国時代の展示室にはメンカウラー王と二女神像、ジェセル王座像、メンカウラー像などが並びます。 |
2階建てで100以上の部屋があり、20万点を超える文化遺物が収められています。 |
ツタンカーメンの黄金のマスク | ツタンカメーン王墓の図解 | 死後の世界の神アヌビス神像 |
墓の入り口を守っていたツタンカーメンの像 | ツタンカーメンの扇子 | |
ツタンカーメンの黄金の厨子は四重になっていました。 | 黄金の玉座 | |
カノポス厨子の四面には、遺体を保護する四女神が立っています。 | ||
カノポス櫃には遺体から取り出された肝臓、肺、胃、腸が納められています。 |