マダバ

  マダバは、ヨルダンの首都アンマンから南西35km、死海の東の台地上にあります。洗礼者ヨハネが布教活動を行った場所でもあり、以前には教会が300ほどありました。各種の石がとれたので、石のモザイク画、モザイク文字が発達しました。マダバで最も有名なのは聖ジョージ教会で、6世紀に造られたとされるモザイク地図が残っています。世界最古の古代パレスチナ地図と言われ、聖地エルサレムの旧市街は城壁や門などが細かく描かれ、その他にも魚が泳ぐヨルダン川、ナツメヤシが茂るエリコなど聖書の時代を今に伝える貴重な資料となっています。


<聖ジョージ教会>

聖ジョージ教会は、市の中心部の北西にあるギリシャ正教の教会です。聖ジョージ教会には、6世紀に作られた有名なエルサレムと聖地パレスチナのモザイク地図があります。200万個もの色付きの石を使用して作られたこのモザイクには、遠くナイルデルタに至るまでの丘や谷、村や町が描かれています。モザイク地図は、聖ジョージ教会の床を覆っています。
マダバ地図は中東の地図で、現存するもののはもとの1/4と言われ、そこには西はエジプトから東はシリアまでの広い地域をタテ約4メートル、ヨコ約6メートルの大きさで描いてあります。ナイル河、シナイ半島、エルサレム、死海、ヨルダン河、ペトラ、ソドムの町などが描かれています。 
    
 
   
   
   
死海には舟が浮かんでいます。死海に入ろうとした魚が戻っています。  
    
 
モザイク地図が床を覆っています。   
     
モザイク画の展示  モザイク画の販売 


<マダバの街>

   
     
  学校です。下校の時間でした。 

(2016.5.17撮影)