ベツレヘム

ベツレヘムは、エルサレムの南に隣接するパレスチナ自治区ベツレヘム県の政庁所在地です。ベツレヘムは、イエスキリスト誕生の地として有名です。エルサレム郊外のパレスチナにあり、世界中から多くのキリスト教信者が巡礼に訪れる場所です。エルサレムから約10キロメートル南下した小高い丘の上にあります。ベツレヘムはユダヤの最初の王ダビデが生まれた所としてキリスト教徒だけではなくユダヤ教徒にとっても大切な場所です。 
<聖誕教会>
聖誕教会は、キリスト生誕の地」と紹介された洞窟の上に、4世紀に創建されました。火災で焼失した後の6世紀に再建されたのが現在の聖誕教会です。聖誕教会の地下に、イエス聖誕の洞窟が保存されています。イエスは、日本では通説で馬小屋で生まれたということになっていますが、ルカ福音書では「飼葉桶」となっています。聖誕教会はローマ・カトリック教会、ギリシャ正教会、アルメニア使徒教会の共同管理下にあります。昔イエスが生まれて飼葉桶に置かれたとされる場所がある地下への階段前には、いつも多くの人が列をなしています。
    
 
聖誕教会  床のモザイク 
   
    
 
銀の星…イエスが生まれた飼葉桶の場所だと言われています。   
   
   

<聖カテリーナ教会>
 聖カテリーナ教会は、フランシスコ派の修道院で、カトリックの教会です。毎年12月24日のミッド・ナイト・ミサは全世界にテレビ中継され有名です。
    
 
祭壇の後ろのステンドクラスには、イエス生誕の様子が描かれています。   
   
 
上はマリアの像、下は生まれたばかりのイエスの像     
     
  聖ヒエロニムスの像…足元に骸骨があります。 

<ベツレヘムの街>
    
 
エルサレムと違って高層ビルのない観光中心の街です。  
   
    オマールのモスク 

(2016.5.16撮影)