アブダビAbu Dhabi

  アラブ首長国連邦は7つの首長国からなる連邦国家ですが、アブダビ市は、アブダビ首長国の首都であり、アラブ首長国連邦の首都です。アブダビ首長国は、ペルシア湾に突き出たT字型の半島部を中心とした地形で、アラブ首長国連邦の中でも最大の面積、人口、収入をもちます。広大な国土に埋蔵された豊富な石油資源によって連邦の政治、経済を支える事実上のリーダー国です。アラブ首長国連邦の大統領は1971年の連邦結成以来、アブダビ首長のザーイド、ハリーファの父子が一貫して務めています。 


<シェイク・ザイード・グランドモスク>

シェイク・ザイード・グランドモスクは、アラブ首長国連邦建国の父と呼ばれる、シェイク・ザイードが埋葬されているモスクです。2007年に550億円という膨大な建設費用をかけて作られました。贅の限りを尽くした内部の装飾は息を飲む美しさです。
真っ青に澄み渡る広い空に真っ白なモスクのコントラストがとても美しく、暑さも忘れてしばらく見とれてしまうほどです。強い日差しに照らされた大理石の美しさも見事です。  
 
82個のドームの中でも最大のドームのシャンデリアは、直径10m、高さ15m、重量9.5トンの絢爛豪華な金メッキのシャンデリアで、モスクの中に飾られた世界最大のシャンデリアとなっています。シャンデリアのデザインは繊細で、下部にぶら下がっているカラフルで鮮やかな色のスワロフスキーが全体を引き立てていて、とても素敵です。さらに床には世界最大の手織りの絨毯が敷き詰められ、見るものすべてに圧倒されます。
 1,000以上の回廊の柱から成るシェイク・ザイード・グランドモスクは、礼拝堂本堂に入るまでの回廊も、息を呑む美しさです。柱の美しい模様は描かれたものではなく、一つ一つ石をはめ込んだものです。
 
床や柱にはイスラム教と関わりのあるブドウ、ヤシの木、花のモチーフがガラスモザイクやスワロフスキー、彫刻などで表現されています。 
高さ106メートルの4つの塔ミナレットと様々なサイズの82のドームがあります。一般的な野球場約5個分の面積を誇り、40,000人を収容する世界最大級の広さで、材料には、大理石、金、宝石、クリスタル、セラミックが使われています。 
 
モールの店にはアラブの衣装が並んでいました。   


<エミレーツパレス>
エミレーツパレスは、アブダビを象徴する豪華な5つ星ホテルで総工費3000億円と言われています。最高級のホテルですが、まさに宮殿のような外観をひと目見ようと、多くの観光客が訪れる観光スポットにもなっています。

<キャピタルゲート>
キャピタルゲートは、最新の建築技術を駆使した不思議な建物で、アブダビのピサの斜塔とも言われています。世界で最も傾いた塔として、ギネス世界記録に登録もされています。建物の傾斜は18度で、有名なピサの斜塔の4倍以上も傾いていることになります。 
 
高層ビル群 
 
キャピタルゲート  ガラスを磨いている人たちがいました。 

(2023.9.19撮影)
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