ウズベキスタン1

ウズベキスタンは、東西を結ぶシルクロードの要所として栄えました。旧ソ連の構成国でしたが、ソ連崩壊に伴って1991年に独立しました。人口は約3千万人と中央アジア諸国で最も多く、30歳以下が半数以上を占め、イスラム教徒が多数派です。 伝統的に綿花や金が有名で、最近は石油やガスの生産も増えています。

サマルカンド

  ウズベキスタンの古都・サマルカンドは、印象的な青い建築物の数々から、「青の都」あるいは「東方の真珠」という異名をもちます。シルクロード交易の中心地として栄えてきました。
 紀元前10世紀ころから、サマルカンドはオアシス都市としてつねにシルクロードの中心都市として発展してきました。ギリシャ史料ではアレクサンドロス大王の遠征軍が到達したという記録が残っています。そして、14世紀末から15世紀にはティムール朝の首都として栄華を極めました。

シャーヒズィンダ廟群】

 シャーヒズィンダ廟群は、ティムールゆかりの人々の霊廟がほぼ一直線に並び、多くの人が巡礼に訪れる聖地です。11世紀から19世紀までの9世紀の間に作られた霊廟が、現在では20以上あります。
 「シャーヒズィンダ」とは“生ける王”という意味です。イスラム布教のためにサマルカンドを訪れていたムハンマドの従兄アッバースが礼拝中に他教徒に首を切られましたが、彼は何事もなかったかのように礼拝を終え、自分の首を拾って地中深い井戸の中にある楽園の庭に行き、現在でも生きているとされています。
 
 
 
 
美しい青色のタイルや細密なモザイクで飾られた霊廟やモスクが並んでいました。 
 
右の茶色の建物が11世紀建造のクサム・イブン・アッバース廟  クサム・イブン・アッバース廟の中 
     
青いタイルで装飾された廟が狭い通路の両側に隙間なく並んでいました。   
   
廟の中には階段式の墓石がありました。  行きと帰りで同じ数だったら天国に行けるという階段です。 
     
夏のモスクではコーランの美声が聞こえました。 
   
モザイク、マジョルカ、テラコッタなど様々なタイルで装飾されていました。  
 
 
コシュ・グンバズ廟のドームの横からビビハニム・モスクが見えました。 

【ビビハニム・モスク】
ビビハニム・モスクは、1404年にティムールによって建てられた中央アジア最大のモスクです。ビビハニムはティム-ルの正妻の名前です。 
 
 
巨大な玄関です。   
 
 
大モスクです。   
   
大モスクの内部は修復中でした。    
   
小モスクです。   
     
中庭にはコーランを置いたという書面台がありました。  かつての想像図です。 
【ショブ・バザール】
ショブ・バザールは、サマルカンドの台所で、食料品から日用品まで生活に必要なものなら、何でも手に入ります。 
   
   
(2018.9.26撮影)