アゼルバイジャン4

シェキ

シェキは、大コーカサス山脈の南側に位置する、アゼルバイジャン第4の都市です。標高はおよそ500メートル、アゼルバイジャンで一番美しい古都と言われています。この地方を支配していたイランのサファヴィ-朝の崩壊後にハ-ンが興した都で、19世紀の初頭にロシア帝国が侵攻してくるまで繁栄を続けていました。バク-、トビリシ、トルコを結ぶ交通の要所で、絹の産地としても知られています。古都シェキは、紀元前からの歴史を誇るシルクロードの隊商宿の街です。


<シェキハーン宮殿>

シェキ・ハーン宮殿は、18~19世紀にかけてこの地を支配したシェキ・ハーンが1761年から7年の歳月をかけて建てた城塞と宮殿です。夏の離宮として使われていました。
当時のコーカサス地方はロシアとペルシャがその派遣を争っていた地域でしたが、それでもいくつかの小さな独立国家はこの地に存在したようです。しかし両大国の影響は免れず、建設当時40ほどあった建物は破壊され、現在残っているのは一部の建物だけとなっています。
 
 
2階建てのイラン風建物となっています。  
 
 
釘を1本も使わずに木組み構造で建てられているのが特徴です。   
    
 
内部は撮影禁止なのでポスターを撮影しました。  内側から見るととてもきれいなステンドグラスです。
   
色とりどりのヴェネツィアングラスと細やかな木の細工で飾られた窓がすばらしい宮殿です。  
   
宮殿に入るために並びました。 1530年に植樹されたスズカケの木 
 
 
城壁が残っていました。   

<アルバニア王国時代の教会>

 
 
 
 
  土産物店が並んでいました。 

<キャラバンサライ>
シルクロードを行き交う商人たちの為に設けられた隊商宿のことを、ペルシャ語で「キャラバンサライ」と言います。アゼルバイジャンには現存するキャラバンサライが幾つかありますが、シェキのものが最も有名で、コーカサス地方で最大規模を誇っています。現在でも宿泊や食事が可能になっています。 
 
 
中庭を囲んで客室が並んでいました。石造りでシルクロードの雰囲気が漂っていました。  
   
   
  部屋の入口です。   ラクダにえさをやる場所です。
   
ホテルとして使われているのでロビーもありました。   
   
土産物店が建ち並んでいました。 
(2019.6.16撮影)
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