アゼルバイジャン2

ゴブスタン遺跡

  ゴブスタン遺跡は、バクーからカスピ海沿いに南西へ約60km行った所にあります。カスピ海からも近い岩山に、約2万年前~5000年前の石器時代に描かれた岩絵が残る地で、1939年に発見され、2007年に世界遺産に登録されました。約6000の岩絵、25の洞窟、40の住居跡、そして10万以上の土器の破片や動物の骨が出土しています。
切り立った崖と洞窟、大きな岩々などが入り組んだ、複雑な地形を利用して、古代の人々は自然にできた洞窟を住居にしたり、崖から野牛を追い落としたり、戦のための要塞を築いたりして暮らしていたと考えられます。 
   
 
     
  シカの絵、角もはっきりしています。  船と人の絵です。 
   
 
   
岩壁のあちこちに、楽しそうに踊っている人や狩りをしている人、或いは舟を漕ぐ人々、妊娠している豊満な女性、牛や馬、大きな角のある鹿など、様々な岩絵が描かれています。 
    
 
   
ゴブスタン遺跡の岩絵は、1930年代に、石切り職人たちによって偶然発見されました。
   
   
雨水をためていたようです。 たたくと響いて音が出るガヴァルダシュという石です。 
 
 
カスピ海が見えました。   
 
テーブルマウンテンが見えました。  

<ゴブスタン博物館>

ゴブスタン博物館は 岩絵が描かれている岩山の麓にあります。岩絵の説明がビジュアルで判り易く展示がされています。出土した人骨や獣骨、土器や石器も展示されていて、当時の生活の様子をうかがい知ることができます。
   
   
(2019.6.15撮影)
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