ポーランド


【ヴィエリチカ】

 2千万年前に海だったヴィエリチカは、地殻変動で陸となり、海水が蒸発して巨大な塩の層ができました。この町の地下には、1250年ごろから1950年代まで稼働していた大規模な岩塩採掘場があります。ヴィエリチカの岩塩は「白い金」と呼ばれるほど上質だったため、ポーランド王室の財政を豊かに支えてきました。

<ヴィエリチカ岩塩坑>

ヴィエリチカ岩塩坑は、地下300m、総距離300キロというアリの巣のような坑道を持っています。1978年に最初の世界遺産として登録されましたが、1996年にはコストと安全上の問題により塩の採掘は停止され、現在は観光用として解放されています。中には巨大な礼拝堂を含め約40もの教会があります。
 
 
   
800段の階段を下りました。  狭い通路を進みました。
   
湿り気などが入らないように部屋毎に扉で仕切られていました。   岩塩で作られたコペルニクスの像 
     
岩塩が黒光り  壁も床も岩塩です。   大王カジミェシュ3世の胸像 
   
  この岩塩の層を発見したキンガ姫と鉱夫たち 
   
作業の様子を再現  
   
牛馬に回転式レバーを引かせていました。  さらに130mの深さまで下ります。 
   
  聖キンガ姫の彫刻  キリスト像 
   
 
深さ約100mの所にある聖キンガ礼拝堂。シャンデリアも床も壁も彫刻もすべて岩塩でできています。 
    
 
      彫刻のほとんどがプロの彫刻家ではなく、鉱夫たちが岩塩を彫って作ったものだそうです。 
    
 
讃美歌を歌っている人たちがいました。   最後の晩餐 
   
 
 塩分濃度約30%の地底湖  
    
 
鼓笛隊が演奏していました。   
    
 
岩塩坑の前の土産物店  ヴィエリチカ岩塩坑の門 
(2018.6.25撮影)
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