セルビアその2

【ノヴィサド】

ノヴィサドはセルビア北部のヴォイヴォディナ自治州に位置し、首都ベオグラードに次ぐ第二の都市とされる街です。セルビアがオスマン帝国支配下にあった17世紀には支配を逃れたセルビア人がたどり着きました。ノヴィ・サドは、ハプスブルク帝国の統治を長く受け、 当時の雰囲気を今なお色濃く残しています。セルビア人は全体の4割で、その他20余もの民族が暮らす多民族的な土地柄です。そのため、様々な宗派の宗教施設が集まっています。


<ペトロヴァラディン要塞>

 ノヴィサドの対岸にある丘に建っているのが、ローマ時代から存在するペトロヴァラディン要塞です。中世から近世におけるセルビアの歴史は、北のオーストリア ハプスブルグ帝国と南のトルコ オスマン帝国のせめぎ合いの中にありました。ドナウ川はまさにその最前線。その中でベオグラードにはカレメグダン要塞が、ノヴィ・サドにはペトロヴァラディン要塞が、ドナウ川を望む高台に築かれたのです。
 
 
ペトロヴァラディン要塞から見たノヴィサド旧市街 
    
 
 ドナウ川から見た要塞   
    
 
   
   
時計塔  ノヴィサト博物館   
    
 
ドナウ川と、対岸のノヴィ・サドの町を眺めることができます。  
    
 
要塞からの展望は素晴らしく、ドナウ川とノビ・サドの旧市街が一望できます。
<カトリック大聖堂>
カトリック大聖堂は、1885年に建築されたネオゴシック様式のカトリック教会で、細長く伸びた黄色と緑の尖塔が特徴的です。街の中心にカトリック教会があるのはこの地がかつてハンガリー領であったためで、正教会寺院が多いセルビアの街で珍しいとされています。 
 
 
カトリック大聖堂  スロボダ広場 
    
 
    
 
    
 
セルビア国立劇場   メインストリート 
(2017.10.31撮影)